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コメディ・ライト小説(新)
- Re: 空に見える二つの月。【イラスト掲載しました!】 ( No.30 )
- 日時: 2016/12/01 17:26
- 名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: VNP3BWQA)
- 参照: http://From iPad@
*第二章 「ゆえと周りのみんなたち」
part1 〜美作月〜
俺のクラスには、似た名前を持つやつがいる。
「井筒月」という女子だ。
普段はそんなに自分から関わりを持とうとはしないが、なんとなく興味心が抑えられずに色々話しかけて行くうちに、どういうやつなのか分かるようになってきた。
中学校は知っているやつがいない。──別にそいつも俺と同じようにぼっちだったわけではない(むしろその逆で、初対面のやつとも親しくなるやつに見えた)。
ちょっとクラスに気になる人がいる。それがそいつだっただけ……。
特別な気持ちとかはない。
単純に興味があるだけだ。
──サッカー部に入ったのも、クラスでちょっと話すやつが入ったから。
ちょっとだけなから昔習ってたし。
「お前どんくらいサッカーやってた?」
「年長から、小六くらい」
隣で、ついちょっと前までは肩をバシバシ叩いてたやつが俺に一目置かれたのは感じた。
……別に長さだけが全てじゃない。
俺は友達がいるから、という理由とやったことあるから……という理由でサッカー部に入ったから、サッカーへの気持ちはお前の方が強いんじゃないの?──もちろん思ったけれど口にすることは出来なかった。
井筒も、部活はスポーツをやっているらしい。
確かにパッと見、文化系よりは体育会系に近いようなタイプだ。
横にいた……小貫?がスポーツというのは少し驚かされたが……。
なんのスポーツをやっているんだろう。
──共通の話題が、欲しい。
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