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「Baked Cheesecake(ベイクドチーズケーキ)」
〜Page10〜

「あ、いずとくんおはよう」
僕がTarantellaに向かうと、店長が黒板の小さい看板を出して居る最中だった。

「……お早う御座います」
自分でも話すのが下手だというのは感じて居るし、得意だとも思わない。
なのに何で採用してくれたのかが未だに不明……もし僕が店長と同じ立場だったらもっと良い人を探すと思うのに──。

「いずとくん、なんか今日も御洒落してるねー!!」
店長が何時もの明るい調子で話し掛けてくれる。
もう僕が上手く返せないというのは分かって居る筈なのに、話し掛けてくれるのは?優しさ?が大きいのだと思う。

「そうですかね──?　家に有る物適当に着てるだけですけど……」
「良いな〜、そういう感じの服沢山有るんだ!!　いずとくんセンス良さそう──というか良いからなー」


うんうん、と頷きながら店長は店の中に入ってしまった。
慌てて後から入り、着替えを済ませる。


──And unlike yesterday today……──

【続く】

御久し振りです。
覚えてますかね!?(笑)

8日ぶりです。ハイ。

中学に入学して仮入部してます(｀・ω・´)
多分私は、バレー部に入ると思います♪(*´艸｀*)

byてるてる522

〜Page11〜

店内に入ると、もう既に下野さんと浦和さんが何やら言い争いながらもお互いの仕事をこなしていたり、神保さんがショーケースに作りたてのケーキお丁寧に並べていたりと忙しそうだった。

とりあえず、厨房に入ると潮川さんが居て「よお」といつも通りのテンションで声をかけてきた。

どうすればいいか戸惑い、軽く首を下げる。──と、潮川さんの前に並んでいるケーキはたくさんBaked Cheesecakeが並んでいる事に気が付き、暫く見つめて再び潮川さんの方へ視線を移すと肩を竦められた。

「いきなり店長と、さえのちゃんが今日はBaked Cheesecakeを推していこう！って……まぁほとんど店長だけど」

俺は潮川さんの話を聞きながら、その情景を浮かべてみようとするとすぐに浮かんだ。
その場にはいなかったものの、きっと紗江さんは後ろで止めていたんだろう。

「急いで作ったけど、なかなかの出来栄えだろ？」と嬉しそうに言うから、実際に確認した。

バイトを始めた頃、店長からBaked Cheesecakeの特徴を教えて貰ったことがある。

どのチーズケーキよりも濃厚で、こんがりと焼き目がつくまでオーブンで焼く──。


「コーヒーとかと一緒に食べたら、すっごい美味しいよ！」
夢中になってケーキの事を話す店長を見ていたら、この人の元で働いてみようかな……という気になった。

他にもたくさんのケーキ話を俺はいつも黙って聞いていた──。

──Passion to a cake was transmitted……──

【続く】

たいっっっっっっっっへんお久しぶりです(((;°▽°))(((;°▽°))
久しぶりすぎて、なんだか涙が出てきそうです←

ちょっとずつ更新再開していきます！！

byてるてる522