コメディ・ライト小説(新)

Re: 想い[コメ・オリキャラ募集中☆*] ( No.10 )
日時: 2017/01/29 10:53
名前: ましゅ ◆um86M6N5/c (ID: QYM4d7FG)

『第1章』






満開だった桜が少しずつ散り始める頃。

2年目の高校生活を、私たちは迎える。


「ここの!同じクラスで良かったね」
「ここちゃんと同じクラスで良かった~」

私の席のそばで、2人の人間が同時に話し始める。
……聞き取れた。完全に同じ話題だな。

「そうだね、私も良かった」
2人――七海ななみりん、神谷有紀かみやゆきに私は微笑んだ。


愛想良く、振る舞わないと――…。




散る桜を私は、窓際の席から見つめていた。

すると、担任が入ってくる。


「連絡事項です。今日はこのHRで終わりますが、明日は放課後に委員会があります。1年生の終わりに決定したところに行ってください、委員ごとの集合場所は―――」


早口で場所を生徒たちに告げる担任の様子を、私は鋭く見ていた。


――つまらなさそうな担任だな。


「――広報委員会、視聴覚室」




私はそのとき、まだ知らなかった。


唯一の幼馴染みがその部屋にいることを―――…。







――


一応、ここの は女子の知り合いには結構普通に振る舞っています。(心の中でも毒舌になることは多くない)

唯一の幼馴染みくんの名前 >>1に書きます!

Re: 想い[コメ・オリキャラ募集中☆*] ( No.11 )
日時: 2017/01/29 14:24
名前: ましゅ ◆um86M6N5/c (ID: QYM4d7FG)






「なっちゃんは部活続けるよね?」
帰り道。私は七海りん――「なっちゃん」に問う。

「続けるよ!歌好きだし……」

なっちゃんは、歌が上手く――合唱部の先輩からの猛烈なアピールの末、合唱部に入部したらしい。
それになっちゃんはピアノやギターも弾けて、伴奏もできる。
実際、彼女が入って初めてのコンクールでは、今まで県大会止まりだったくらいの合唱部が全国大会出場の後一歩くらいまで進んだ。

またなっちゃんの母親――理子りこさんは、全国でも有名なピアニスト。
母親譲りの所もあるんだろうなぁ……。


「ここちゃんも有紀ちゃんも部活やれば良かったのに……」

カバンをかけ直したなっちゃんが呟く。

「私は特にぱっとしたものなかったし…」
「私もー」

ふーん、となっちゃんが言う。
部活――中学の頃はやっていたけれど、色々あったからなぁ………。


「でも有紀ちゃん、背高いのに…」
「背高いけど私全然スポーツできないよ?足引っ張るだけだよ」
「それは練習したら上手くなるでしょ」


有紀ちゃんは私より10㎝ほど高い。ぱっと見、バレーとかやっている印象だけど、スポーツは全くできないのだ。


「じゃ、また明日ねー」


目の前に散っていく桜の花弁を見つめながら、私は残りの帰り道を歩いた。――







――

高校ものってあまり書いたこと無いので、難しい…(汗)

Re: 想い[コメ・オリキャラ募集中☆*] ( No.12 )
日時: 2017/02/04 22:33
名前: ましゅ ◆um86M6N5/c (ID: QYM4d7FG)





「おはよ!ここちゃん」
今日も元気で高い声を近くで聞く。

「おはよ、なっちゃん」
ぱっと、なっちゃんの顔が花開くような笑顔になった。
その後に有紀ちゃんも登校してきた。


「やっぱこのメンバーが一番落ち着く~」

突然有紀ちゃんが項垂れながら言う。

「「突然どうしたの?」」

そのとき、私となっちゃんの声が重なり――お互い顔を見合わせて、クスクスと笑った。私は改めて「どうしたの?」と、有紀ちゃんに問う。


「……いや、何でもない!」


少し曇った顔をしたのが気になったけど……本人が何でもないと言うのなら何でもないんだろう。私は鞄から教科書を取り出して、今日の小テストの範囲をぺらっとめくった。


「あ、そういえば今日小テストか~」
なっちゃんが私の様子を見て今思い出した、と言うように言う。

「いやいや、りんは勉強しなくても満点でしょ」
「だよね!……じゃないよ、有紀ちゃんなんて満点以上だよ」
「満点以上の得点なんてないでしょ」

私たちは笑いに包まれる。
丁度換気のために開いている窓から春の暖かな風が入ってきた。


「じゃ、ここの。小テスト頑張れ」
「うん!」

私は元気よく返事をする。


そして一つ、ため息をついた。


「(委員会めんどくせぇ……)」

そう、心の中で呟きながら。









――

今日なんか…目の奥がいたいです←そう言いながらパソコンを続ける奴(私)


まあそんなことは置いておいて

また月曜日か……と、ここの と同じようなため息をついています(笑)


では♪