コメディ・ライト小説(新)

Re: ぷわぷわーお! (オリキャラ募集中) ( No.13 )
日時: 2017/03/06 20:09
名前: のんたん (ID: RJ0P0aGF)

7.オナジダ


「......ん......」
気がつくと私は小さな小屋の目の前に立っていた。周りは特にこれといった目立つものはない。小屋の目の前で突っ立って私は寝ていたのか? その小屋に引き寄せられるかのように私は小屋の中へ入った。



「久しぶり、待っていたよ」
「......え、ええぇぇぇ!!?」
なんとそこにはティーカップを持ったあの夢の美少女が!!! なんで!? もしかしてこれは......夢?



「まぁ座りなよ」
ガタガタと椅子を引き、私を座らせた。温かい紅茶をあの子がいれている間に私は周りを見渡した。木の机、木の椅子、そして紅茶をいれるポットとティーカップ。それ以外には何もなかった。紅茶の匂いがふんわりと漂う。



「......ねえ、一つ聞いてもいい? どうして私の名前を知っているの?」
「......」
「あなたの名前は?」
「......セレネ」
「せれね?」
「そう、分かりやすいでしょ? あなたがガイアなら僕はセレネ」



全く意味がわからない。......というより私の質問に答えたのか答えていないのか......。しかもさりげなくフルネームを知っている。


「僕は工藤さんのこと、ずっと前から知ってるよ」
「ずっと前から?」
「そう、"ずっと"前から」
「もしかして前に一度、会ったことある?」
「......そう思うのかい? 僕が誰かと似ているだけじゃないのか?」
「誰かって?」
「さあ? そろそろ時間だね」
「え? ちょっまだ聞きたいことがっ......」
「"またね"工藤さん」


そのときセレネのツインテールの髪がほどけ、髪が風になびいた。その長い髪、優しい瞳、ふんわりと優しい笑顔。そうだ、似ているのは......




「お母さんっ!!!!! 待って! お母さんっ」