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コメディ・ライト小説(新)
- Re: ぷわぷわーお! (オリキャラ募集中) ( No.14 )
- 日時: 2017/03/11 12:59
- 名前: のんたん (ID: FqCQxaZS)
昨日は北海道高校入試、今日は面接や作文ですね。関西・関東地方の高校入試はあまりよくわからないのですが、とりあえず受験生頑張ってください。
8.マサカノ
「ガイちゃんおはよーっ!!!」
「おはよう。愛美ちゃんは朝から元気だねぇ」
「ガイちゃんなんかおばあちゃんみたいだよ」
「あははっ」
いつも通りの朝、いつも通りの学校、いつも通りの勉強。でも、"今日は何か違う"
そう思う自分もいた。なぜだろうか。やっぱりあの夢を見たからだろうか。
「ガイちゃん、もしかして一時間目の体育嫌いなの?」
「え!? 嫌いじゃないよ?」
「なんか考え事してるから~」
こんなことで友達に心配なんてかけられない。そうだ、たかが夢、されど夢よ。お母さんに似ている人が出たからって何を考えているんだ。今は目の前のこと......そう、体育に集中しなければ!!!
はい怪我したーーーっ 体力テストで50m走で思いっきりすっ転ぶとか......高校一年生で恥ずかしい......。とりあえず保健室に行く。
「先生ーーーっ! 絆創膏ありますかーーーっ!」
返事なし。職員室かな? 勝手に絆創膏取っていいよね? ちょっと擦りむいただけだし。ガタガタとそこらへん中探してみるけど、ない。
「絆創膏は右の棚の真ん中」
「あっ本当だ! えっと消毒液......」
「それも同じところ」
「あった! ありがとうございま......」
透き通った声。聞いたことのある声。懐かしい声。
ふいに確かめたくなった。もしかしてって思う自分がいた。保健室のカーテンに手をかけ、勢いよく開ける。やっぱり......
保健室の机でカーテンに隠れながら誰にもばれないように静かに勉強していた。
「広田くん......?」
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