コメディ・ライト小説(新)

Re: ぷわぷわーお! (オリキャラ募集中) ( No.26 )
日時: 2017/04/09 23:25
名前: のんたん (ID: OKTNOssT)

文章が長くなってしまった。ご了承下さい。
14.ゴメンネ

浜中さんは4時間目の体育を休み、昼休みも教室に現れなかった。クラスのみんなもさすがに心配し、ざわざわと騒ぎ始めた。
「......私、ちょっと行ってくる」
お昼ご飯を食べていたが、さすがに気になってきたので、浜中さんを探しに行くことにした。
「わかった。きっと保健室だと思うよ。あ、ガイちゃんにお願いがあるんだけど」

教室を抜け出し、保健室まで走って行った。もしかしたら入れ違いになってたりして。保健室に到着し、ノックしようとしたが、ためらった。もう一回試みたが......
「......なんでためらったの」

自分で自分に問いかける。ドアの目の前にこぶしをあげているのに、そのこぶしが動かない。いや動かせない。ちょっと考えて、顔がかーっと熱くなった。なんで今まで気がつかなかったんだろう。
『どういたしまして』


保健室ココには広田くんがいるじゃんっ! なんで気づかなかったのーーーっ!!!
※急に乙女になる外亜ちゃんをお楽しみください。

いやでも別に堂々と入っていっても......そういえばあの優しい笑顔、かっこよかっ......ちがっ違うよ!!! そんな話じゃなくて! 今は浜中さんを探しに来たの! 広田くんのことじゃない!

......ていうか、もし今浜中さんが保健室にいるなら浜中さんと広田くん、イチャイチャしてるんじゃ......はにゃああああぁぁぁぁぁぁっ大人の時間っ!

慌てる自分をなんとか押さえて、保健室のドアをコンコン、とノックした。ガチャ、とドアの開く音と同時に
「先生?」
と不思議そうに首をかしげた広田くんがいた。
「あ、広田くん。久しぶり」
落ち着いた自分がいて少しビックリした。
「工藤さんじゃん。どうしたの?」
「浜中さんいる? えっと浜中さんに謝りたくて......」
「ふーん、どうしたの?」
「その、勉強しているときに話しかけちゃったから......」
「......」
「あと愛美ちゃんが、『さっきはごめん。2回も気軽に人の本触ったら怒るよね、あたしなんも考えてなかった』って言ってたから」
「それ、本当に言ってたの?」
「へ? わあああっ」


いきなり本人登場。ビックリした。
「浜中さん、あのっさっきはごめんね」
「いいのいいの。私もついカッとなっちゃったからさ」
「えっと......広田くんと浜中さんってお友達?」
「うーんまぁそんなところかな、ね瀬奈くん?」
「そうだね浜中さん」
「な、名前呼び......カップルみたい」
「いや瀬奈くんのほうは"さん"付けだけどね」

保健室に笑い声が響いた。あ、浜中さんも笑うんだ。よかった!
「浜中さん、笑っていたほうがかわいいよ」
「かっかわっ!? ......が......外亜、も笑っていたほうがかわいいけど!?」
名前呼び、カップルみたいだと思っていたけど
「......!!! ありがとう美音ちゃん!!!」
こうしてみると、"友達"みたいだ!