コメディ・ライト小説(新)

Re: ぷわぷわーお! (オリキャラ募集中) ( No.40 )
日時: 2017/06/30 19:35
名前: のんたん (ID: PBOj5esF)

明日から7月! そして学祭が近いことに気づく。クラスのいざこざが無いと願って......。

23.キンダン

「あなた、イリスでしょ?」
「イリス......?」
おうむ返しのように言われて、ハッと気づいた。愛梨さんがイリスのことを知っているわけないじゃない。
だってあれは私だけの夢だから。
「ごめんなさい、人違いでした......」
「あら、いいのよ。誰にだってあるし」


パーティーの料理はどれも豪華で、ほっぺがとろけた。男子組はガツガツと豪快に料理を食べ、女子組は和やかに楽しく料理を食べていた。
「あれ、縁ちゃんはもう食べないの?」
「私あんまり食べないの......」
そう言いながら、お菓子はペロリと食べてしまう彼女。これが"デザートは別腹"っていうやつか。


「縁ちゃんは~お菓子食べるの好きだよね~」
ゴクゴクと梅酒を飲む愛梨さん。お酒好きなのかな?
「愛梨さん、お酒ばっかり飲んでいないで、早く料理も食べてください。絶対酔ってますよね?
縁はお菓子ばっかり食べていたら太るわよ?」
なんか、美音ちゃんがお姉さんみたい......。

*****


「はい、ここが外亜ちゃんのお部屋ね。ここお風呂が共同なの。一応男子と区別はしているから、安心してね?」
「ここって老人とか、中年の方って住んでいないような気がするんですけど......」
「やっぱり鋭いのねぇ」
鋭い? 何が? ただ感じたことを話しただけだけど......。
「左隣は縁ちゃんだから。本当は両隣を縁ちゃんと美音ちゃんにさせたかったけど。美音ちゃんは百花くんと悠希の間なのよね~」
「じゃあ右隣は......?」
「挨拶してみてね。きっと彼驚くわ」


そう言われて、渋々挨拶しに行ってみた。寝ているのだろうか。部屋の明かりがついていない。
ピンポーンと爽快な音が鳴るも、誰も出てこない。帰ろう、そう思ったときドアが開いた。
「......誰ですか?」
その声は......透き通る風のような声。髪はサラサラ、顔は整っている。見たことがあるこの声、この姿。

「......工藤さん!?」
「......広田くん!?」
今、禁断の共同生活が始まる。