コメディ・ライト小説(新)
- Re: ぷわぷわーお! (オリキャラ募集中) ( No.45 )
- 日時: 2017/08/03 00:53
- 名前: のんたん (ID: xPOeXMj5)
夏期講習終わっちゃったー。最後にあのイケメン先生の写真でも撮りたかったなぁ。犯罪臭が否めない私ですが、今話から文化祭編スタート!
......今までこれ何編だったんだ?
「有志発表? そんなの文化祭であったっけ?」
「なんか中庭でやるらしいよ。飛び入り参加オッケーだし、来場者の方も参加していいらしいよ。自分の好きなことや、得意なことを披露する場だって。それでガイちゃん達にやってほしいことがあるの」
「......やってほしいこと?」
26.ユウシ
「私は絶対反対よ!!!」
頑なに愛美ちゃんの意見を拒む美音ちゃんを見て、私と縁ちゃんは苦笑い。愛美ちゃんは顔の前で両手を合わせてお願いする。美音ちゃんはそれを見て溜め息をついた。
「私はいいわよ。衣装作るのとか楽しそうだし」
「私もいいよ。どうせなら3人で出ようよ」
「縁、外亜......。全くもう、仕方ないわね。今年だけよ? 来年は絶対やらないから!」
「ありがとう美音ちゃん!」
そう言って愛美ちゃんは美音ちゃんに抱きつこうとして、華麗に美音ちゃんが避けた。
愛美ちゃんとの帰り道、夕日が眩しく地面を照らす。赤はキツい印象の色だが、夕日の赤はどこか優しくて、全体を包み込むようにして町全体を照らした。
「まさかあたしのアイディアが通るなんて」
「美音ちゃんには半ば強制だったけどね。ところで何をすればいいの?」
「アイドルの格好して、歌って踊る!」
......それ絶対美音ちゃん反対するような気が。
「あたしはこっちだから。じゃあね」
「バイバイ愛美ちゃん」
アパートまで一人で歩いていると、気になることをが。それは広田くんのことである。広田くんは入学式以来、保健室登校なので文化祭に出席するのかどうか分からない。何故保健室登校をしているのか、それすらも私は知らなかった。
「......でも文化祭出てほしいなぁ」
そう呟いてふと目線をあげると、アパートの前にウロウロとしている女性がいた。
髪はセミロングのサラサラヘアー、身長はそれなりに高く、40代ぐらいだろうか。清楚系の服を身にまとっている。水色のシフォントップスにクリーム色のスキニーパンツ、白いハイヒール。
誰かの親族だろうか。高校生がアパートの半分以上は住んでいるので、両親が見にきてもおかしくないだろう。
そのとき、パチっと目があった。あった瞬間、どこか見覚えのある顔だと感じた。確か写真には笑顔で写っているはず......。
「工藤外亜さんで間違いない?」
「......あっはい」
「初めまして、川本笑です。直人さんと......お父さんとお付きあいさせていただいてます」
間違いない、この人は私の"母"になる人だ。