コメディ・ライト小説(新)
- Re: 木いちごと、魔法 <リクエスト、オリキャラ募集中> ( No.32 )
- 日時: 2017/04/14 19:35
- 名前: チェリーソーダ (ID: xStpW3P0)
こんにちは、チェリーです!
今日は部活の見学で、かわいい一年生がたくさん来てくれたのがめちゃめちゃうれしかった!!です!
ではでは続き、どうぞ!
no,8 石
ローズさんのスピーチが、終わった。苦しみながらも私は拍手した。
「それでは、ケーキ入刀です。…とそのまえに、このケーキ作りに参加した…」
マジ?!これって前に出て来いっていうパターンじゃ…
「ルインさん、メールさん…」携わった人が呼ばれていく。
「…前のほうへどうぞ」
うわあーーーー!!メールと顔を見合わせる。マズイ。ヤバい!
マーカスはもう前に行っていて、目で「はやく!」と合図する。
―その時。
見知らぬおじいさんが私の目の前にやってきた。
「この石を持っていろ。おまえさんはこれから、スピーチをすることになる」
言われるがままに石を握る。うわ、手汗ヤバい。
そしておじいさんは私の右手、石を持っている手に目を落とす。
「これをもっていれば熱さと痛みは引く。さあ、いけ!」
私はうなずくと、前へと歩いて行った。
一歩。また一歩進むたびに、確実に痛み、熱さが引いて行った。
メールのすぐ横、ケーキのすぐ前に立った。
「…では、この中で一番のリーダーの方、スピーチをお願いします」
司会の人が良く通る声で言った。
皆私を見た。マジか。
私はスピーチをすることより、あのおじいさんの予測が当たったことの驚きのほうが大きかった。
でも私、何にも話せないよ?だって13歳だし。…理由になってないか。
「では、ルインさん、スピーチをどうぞ。」
私にマイクを手渡した。
え?まじ?あのおじいさんは笑っている。
拍手が湧きあがった。え?やばい、やばーい!!
「こ、こんにちは。ケーキ作りを手伝った、ルインといいます」
ぎゅっと石を握りしめ、深呼吸した。
「ローズさん、ご結婚おめでとうございます。このケーキを作ることができたのは私一人の力ではなく、みんなのおかげです。ありがとう。」
横にいるみんなにお辞儀をする。
<次回予告>
どうも、ルインです!
急にスピーチとか言われても…ってかんじ。
これからがんばる!
ていうかあのおじいさん何者?
no,9 ナゾとパニック