PR
コメディ・ライト小説(新)
- Re: 木いちごと、魔法 ( No.42 )
- 日時: 2017/04/27 20:13
- 名前: チェリーソーダ (ID: xStpW3P0)
どうも、チェリーです!
さあ、久しぶりの続きをいっちゃいましょうかね!(*^ ^*)
じゃあ、どうぞ!
no,11 メールの頭脳
「で?本当はなにがあったの?」げっ。ばれ……た?
「ばれないとでも思った?トイレの中でふつう、『ないないないない』なんていわないでしょ」
お見通しだったかー。
「おそるべしメール様だこと」わたしはため息まじりにつぶやく。
わたしはローズさんとのことを話した。
メールは「うんうん」だの「ほおー」だの「へー」だの、短い話なはずなのに結構つぶやいていた。
でも最後には黙り込んでしまう。しかしすぐに
「おっけー!!」
といって、トイレを出ていった。
もちろん私には『?』。
とりあえずトイレを出よう。
でも。
私は不安だった。
だってマーカスは、
だってマーカスは。
メールのことを、想っているかもしれないから。
「私がなんとかしてあげる!」テンションたかいメール。そして
「私に合わせて」と小声でいうと、マーカスのもとへ走った。
私もいって、椅子に座る。
あいかわらずにぎやかな会場だった。
「おお、遅かったなー。俺、一人でぼっちみたいでさびしかったんだぜ?」
そういいながらマーカスはお菓子に手を伸ばす。
するとメールが急に、
「そうだ、わたし、ローズさんと写真撮ってくる」
そういって走り去ろうとする。
「待った」
マーカスがメールを呼び止める。
やっぱメールといっしょにいたいのかな…
「俺も行く」
やっぱり。
「あなたはあと三十分後に家族写真がある」メールがすかさずいう。
「そっかー」マーカスが言った。
メールが走っていく。
二人きり。どうしようか。
PR