コメディ・ライト小説(新)

Re: ハートフル ( No.19 )
日時: 2017/05/22 17:50
名前: チェリーソーダ (ID: xStpW3P0)

こんにちは、久しぶりのチェリーことチェリーソーダです!

さあ、テスト勉強の息抜きに書いていこうと思います。
学生さんも、テスト勉強の息抜きに読んでほしいなあ……


第五話 リア充はリア充

「……と言うわけ」
私が静かに説明をし終えると、栞は
へぇ、とニヤついていった。

一日目は終了。
私達のお店は大盛況だった。
中間アンケートの結果、私達のクラスは5クラスある3年生をさしおいて4位だった。
2年生でトップ5に入ったのは私達だけ。これなら1位もいけそうだ。

「明日は?」と栞。
「明日は朝10時から夜6時まで」
「いや、そうじゃなくて……」
栞はそういって壁のポスターを指差す。

!!
ポスターにはでかでかと『記念花火』とかかれている。

「忘れてた……花火……!」
毎年恒例記念花火。
町の人が詰めかける、人気行事だ。
「さ、誘いな」
栞は当たり前のように言うが、ムリ。
付き合って二日目から花火とか、漫画かよ。

「ってか二日で花火だよ?!」
私は反論したが、
「二日目だろうがなんだろうが、リア充はリア充だ」
と、一言で片付けられて終わりだった。

はぁ。明日は軽音部の発表もあるのに。花火なんてムリムリ、と思いながら部活のリハーサルに向かうのだった。


私は軽音部所属。
と言っても、軽音部は一年前に私が立ち上げた。部員は今は10人。
2年生5人バンド、『オレンジピール』と
1年生5人バンド、『ライトガールズ』だ。
私は部長、ギター、メインボーカル。
文化祭二日目はライブを行う予定だ。

ガラガラガラ
「あ、やっときたー」
一年生の柏木あおいが言う。
「お、あおい、お待たせー」
あおいは春真の妹。私と春真は幼馴染みだからよく知っている。
「なぎさー、おそいよ~」
今度はめちゃめちゃベースの上手い佳菜が言った。
「お待たせー」
笑いながらみんなの前にたつ。
「出席。オレンジ」
さ、みんないるかな??
「ギターの夏実いませーん」
あれ、夏実……
「ごめん、遅れたー」
たくさんの荷物とともに夏実がやって来た。
「ライブのペンライトだよ!生徒会からゲットした!」
とたんに
「イェーイ!」だの「フー!」だの聞こえた。
「次、ライト」
「いまーす」
「よし、じゃあ練習始めるよ。五分の間に楽器準備して。よーい、スタート!」
私はそういって自分の準備にかかる。
よーし、がんばるぞー!


栞 さて渚。準備はオーケーかな?
渚 もちのろん!いつでもオーケー!
栞 せーの
栞&渚 二日目頑張るぞ!
クラスの皆 おー!!

第六話 ハプニング
お楽しみに!