コメディ・ライト小説(新)

Re: ハートフル ( No.3 )
日時: 2017/10/27 17:48
名前: チェリーソーダ (ID: xStpW3P0)

こんにちは、チェリーソーダです!
さて、思 ったよりうまく書けてるような気がします←自画自賛ですいません…
ハートフルもコメまってまーす!



ハートフル
第三話 クリーム

「渚ー、クリーム増しでクレープ頼む!」
春真の声がすごく通って聞こえる。
私たちのカフェは大盛況。私なんかずっと休んでない。2時間たちっぱなし。
「ごめーん、クリーム足りなーい」
クリームを使っていた栞がいった。
「あ、バナナも足りない」
他の生徒も言った。
「買い出しか。誰か行く人ー」
結輝が言った。すると栞が小声で
「さ、いきな。へんじしなって」肘で私をつつく。
私が黙っていると、
「じゃあ私と渚と結輝でいこう」
と栞。はあ、よかったー


「ちょっと待った。」
「春真、どうしたの?」私が尋ねる。
「栞と渚がどっちも行ったら、このカフェつぶれる。じゃあ栞、残れ。」
あっちゃー、春真は結輝の親友だった。つまり告白の話も知ってる。
栞と春真がニヤニヤニヤニヤ。

ハア、とためいきをついた私と結輝。
とたんに顔を見合わせ、すぐにお互い目線をそらした。


私が財布を取って玄関に戻ってきたときのこと。
私が靴をはき替えに靴箱に行くと、

「あ!せんぱーい!」と近くにいる結輝のもとへ
小さな女の子がかけてきた。
私たちとはリボンの色が違うから後輩。一年生かな。

「あーっ」女の子が私を指さす。な、なんという失礼な。
「先輩の彼女ー?」うっ、私この子苦手。
「いや、ちがうって!」動揺する結輝。
「ふーん」そういって女の子は私を上から下まで眺める。
するとたくさんの人をかき分けながらもう一人一年生がきた。
女の子の耳元で何か言う。
「あ、まじ?じゃあいきます。先輩方、さようなら」
女の子はまたかけていった。


外に出て、スーパーへと歩く。

「あ、あのさ。」私はいってみた。
「うん?どうした?」
私…あー言えない言えない!!
「バナナと砂糖と小麦粉と…なんだっけ」
テキトーにごまかす。

「クリーム」
結輝が言った。
ホントは分かってた。知ってた。でも…
しばらく無言な状態がつづいた。



そして、スーパーからの帰り。
私は――決断した。




<次回予告>
ああああああ!もうやばいやばいやばいやばいいいっ!
おちついてよ渚。そのあとなにがあったの?
ええっと…それは…あーいえない!いえないって!
じゃあ紙に書いてよ。
(カキカキカキカキ…)
えええええええええっ!

第四話 黒
おたのしみに!