コメディ・ライト小説(新)

Re: 下書きだらけ ( No.168 )
日時: 2018/09/15 12:41
名前: モズ ◆hI.72Tk6FQ (ID: XnbZDj7O)




 『』


 暗がりの道、街灯だけが固定された光であり確実な光であった。途切れることの無い、光だ。
時折、ライト瞬く車が蠢いては過ぎていくがそんなのは確実な光とはならん。
確実な光、月下、星、そして街灯の元。無表情なコンクリ壁に体重を傾ける少女が居た。
フードを被っているため表情やらは伺えないが、確実な光は真実を届けてくれた。
突き抜けるように鋭い光が俺の眼を突く、目を凝らして見るとその原因は鋭利な刃物だった。
彼女からは死角、であろう角に潜みながら彼女を観察していた。
どうして見ているのか、と聞かれても理由なんて無いのだから答えように困る。
興味があったから、それをせめてもの理由に上げておこうではないか。


 「どーしてだっか、そんな刃物なんて持ってんだかな」


 思わず俺は呟きを漏らす。奴は確実に刃物、凶器になりうる物を所持していた。






































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