PR
コメディ・ライト小説(新)
- Re: セツナトラベル。【コメ募集中】 ( No.6 )
- 日時: 2017/05/28 14:33
- 名前: カノン (ID: UruhQZnK)
Chapter1・『宇宙からの手紙』
その1・『死神族のお客様。』
とある午後の日曜日。せつなトラベルから2人の女の子の声が聞こえている。
「前の日曜日にやってきたやつは大変だった。入店するなり泣いて、過去から帰って来ても泣いて。なだめるのが大変だったよ。」
「あの客の種族は人間だったよね。人間のお客は久しぶりだったなぁ。」
この世界には様々な種族がいる。人間、吸血鬼、天使、堕天使、女神、精霊、妖精、死神、神など。
その中にも分類があり、ハーフなんかもいる。
ニードは一応(自称)人間であり、フラウは種族は不明だが、ニードは彼女を妖精族だと推測している。
カララン♪
ドアのベルが鳴る。この音はお客がきた印でもある。
「いらっしゃい。今日はどんなご用で?」
「ここで過去を変えられるというすごいことが出来ると聞いて。」
「タイムトラベルですね。それでは、名前、種族、理由を教えて下さい。」
「ああ。俺はモーリッツ。長かったらモーリーでいいよ。そう呼ばれてたから。種族は死神。理由は、堕天使族だった頃の幼馴染(しんゆう)に会いたい。そして、俺のー。」
「わかりました。それでは準備をしましょう。」
「毎回毎回なんで1番重要なところがわかるんだよ。」
なぜかニードはいつも依頼者の依頼の1番重要なところを見透かしてしまう(察する)という能力を持っていた。(人間なくせに)そのためフラウは最後の最後まで依頼者の真の願いを知ることができない。
………
「それでは、ルールはお読みになられましたね?」
「はい。」
「では、その装置の中に立って下さい。」
「ああ。」
「それでは、過去の世界へいってらっしゃいませー。」
そう言うとニードは装置のパネルを操作した。
そして、装置から強い光が放たれた。
光が消えたあとには、装置の中には誰もいなかったー
PR