コメディ・ライト小説(新)

おへそを出したギャル生徒の場合 おまけ ( No.34 )
日時: 2017/08/23 08:11
名前: 雪姫 (ID: tA56XhER)

「りつこ、なんのようだったんだしー?」


校門でせいとかいちょーのりつこに止められて、鞄の中身をチェックされて、でも結局「なんでもないです、どうぞお通りください」って言われたし、結局あれはなんだったんだってカンジー?



シャカポコ シャカポコ


あたし、ギャルのイランねー。ヨロ~♪ これ、ぜったいにいわないといけないカンジらしいしー?
なんかーいわないとー、ダレの話かわからないーってダレかがいってたし。


「あ。教室」


ヘットフォンを首に下げて、ガララと引き戸を開けて「オッハー♪」と教室の中に入ったけどー


「うわっ、めっちゃ静か」


なんかみんな黙々と机に座ってなにかやってるってカンジー? つまんないし。


「あ…。おはよう、イラン」


「おはようございます~、小野さん」


しおと大和、発見~♪


「しおの机に集まってなにしてるしー?」


「海賊王の話を少々~」


「……? そう…と言えば…そうかな?」


「海賊王…だし?」


「……イラン?(もしかして…また変なスイッチが…入ったんじゃあ…)」


海賊王=海の王=クラーケン=タコorイカ=つまり


「ダイオウイカの話しー?」


「違いますよ」「違うぞ…イラン」


「えーじゃあー、巨大タコの話しー?」


「なんで海生軟体動物の話をしないといけないんですか」


「僕はああゆう、うねうねした生き物ちょっと苦手……」


「あれ? そうだったんです?」


海生軟体動物ってなんだし? で、しおはタコ、イカが嫌い…?


「えーなんでだし! たこ焼きオイシイしぃー」


「うん…美味しいよね、たこ焼き。そうじゃなくて…あのうねうねが…」


「うねうね?」


「うん。うねうね」


「うねうねうねうぬっ」


「あ。噛んだ」


「だ、大丈夫、イラン!?」


「舌噛んだ…ひしゃい(イタイ)」


「(そのまま噛み切ればよかったのに…)変な事言ってるからですよ~。保健室、行きます~?」


「やまひょ…」


見た目はちんちくりんでもいざってときは役に立ついいヤツだし。でも保健室に行ってなにするんだし? 舌引っこ抜くし?


「少し安静にしていたら、大丈夫だと思うけど…どうする、イラン?」


「だひじょーぶ。痛みやわらいできた」


「そうですね~、少しはまともに喋れるようになってきてますし~大丈夫でしょう」


「ありがひょ。しひょ、やまひょ」


「ううん。その…友達…だから」


「しひょ~~~」


「わっ、なに!?」


嬉しくなって、ついしおのことおもっいっきり、めいいっぱい、渾身の力を込めて、抱きしめたし。


「痛いって! イタタタタタ…」


なんか、しおの体がメキメキと音が聞こえたような気ーするけど、気にしないし~♪だってしおチョー嬉しそうな顔してるし。


「ち……ちがっイタタタタタイ」


「しおー。あたしらずっと、友達だし~♪」


「きゃああああ」



※傍から見ていた大和くんは「友達って大変面倒な生き物ですね~、でもま、嫌いじゃないけど」と思いクスリと笑っていましたとさ―ちゃんちゃん♪







***


イランちゃん×しおちゃん×大和くん回「ずっとも」でしたー☆


大和くんのおまけ話の続きっぽいものでしたー笑