コメディ・ライト小説(新)

Re:   の甼 ( No.23 )
日時: 2018/11/19 14:44
名前: Garnet (ID: LXdRi7YQ)

☆『  の甼』第2章完結まで 主な登場人物についてのまとめ☆


wikipedia並みに細かく書くわけでもありませんが、以下、本作品の盛大なネタバレが含まれているので、
□本作を未読であり、ネタバレもされたくない、という方
□まだ第2章完結まで読み終わっていない方
など、ネタバレによって支障をきたす恐れのある場合には閲覧をお控えください。

また、現時点で本編中に具体的な表現・記載がなく(これからも無い可能性あり)、わたし自身が勝手に書き加えたおまけなんかもちょくちょく出てきます。




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・基本情報


明陽あけび
主人公が以前住んでいた場所。大昔から山村であった。
10年前に近隣の村と合併し、村から町になる。


月美つきみ
主人公が現在住んでいる場所。
明陽町を流れる川の下流に位置している。
町内は川を基準として北区と南区で分かれているが、両区同士の絆は昔から固い。河原の整備もきちんとされており、大きな橋も掛かっているため(自動車通行可の橋と、自転車含む歩行者通行専用の橋があるが、主人公たちはおもに歩行者用の橋を使っている)、小中学校の学区制定は、北区南区問わずにされていることが多い。
ただ、過去に、北区にあった田畑をはらって新しく住宅地を作った影響で、若干、南区は昔からの家系が多く高齢化気味で、北区は町外からやってきた者が多い傾向にある。



・登場人物


氷渡ひど 流星りゅうせい

月美北中学の二年生。弱虫で内気だけど、真面目で思いやりのある男の子。
町内、北区のアパートに住んでいる。

中学一年の二学期の間まではずっと明陽町に住んでいたが、父のDVによる両親の離婚を期に母親と月美町へ移住。こちらの中学には、三学期から通いだす形で転校した。部活には入っていない。
父親似ではっきりとした顔立ちだが、本人は気にしていない。

読書が趣味。家事(特に食品やお金の扱い)が得意である。
穏やかな話し方のわりには用いる言葉にトゲがあったりする。固いリアリストのようだが、言い伝えや伝説は、大人の都合よくねじ曲げられたものや嘘臭いものでなければ素直に信じる人。
彼曰く、明陽での過去を忘れたくて今のような人間になったらしい。本編中でも、体育の持久走が嫌いだと臭わせる台詞(文)があったが、後に"ほんとうの本当は、走るのだって大好きだった。"と自分に語りかけている。


佐久間さくま 佑樹ゆうき

流星のクラスメートであり、彼の唯一の親友でもある男の子。基本的に表裏が無く、柔軟な性格。時折芽を出すどうしようもない幼さに悩むことがある。
南区在住。

部活には所属しておらず、放課後、途中まで流星と下校したあとは家で妹の面倒を見ていることが多い。
かなりの勉強嫌いだが、勉強しようとしない自分に多少の罪悪感はあるので、テスト数日前になってから喚き出すタイプ。
男子にしては珍しく、女子相手の口喧嘩に強い。

(追記 2018/11/19)
本編中、これまで苗字を出していませんでしたが、単に決めていなかっただけだと思います……。


上総かずさ ほたる

ある日を境に、夕方になると必ず流星たちの通学路である土手に現れるようになった、謎多き女の子。青い瞳が印象的。
彼らと同い年であるが、いつも私服姿。学校には"行かない"のではなく"行けない"らしい。

シロツメクサの冠を数分で作りあげてしまえる手先の器用さは、流星にとってのほたるの第一印象でもある。
純粋な言葉遣いで、無邪気。

出会ったばかりの頃、流星に、いっしょに人捜しをしてほしい、と頼み込むものの、その人が誰なのかも、どこにいるのかもわからないという無茶な願いだった。それによって、彼には手に負えないと判断され警察へ連れていかれそうになったこともあるが、最近は目的を思い出したようで、彼を明陽へと導いているようにも見える。

幸枝の孫。最近は彼女の家に身を置いている。

流星によると"上総ほたる"は偽名らしい……?


柳津やなぎつ 幸枝さちえ

ほたるの母方の祖母。
北区の隅に大きく構えるお屋敷に、ひとりで暮らしている。
旧姓は藤波ふじなみ

もともとは明陽村のノロ(いうなれば巫女のような血統の者)のひとりだったが、生まれ持った緑色の目や、彼女の誕生とほとんど同時に村へ災厄がしがみつくようになったことなどから、自分から出ていくという形で藤波の者たちとともに村から追い出される。
移住先の月美町でもその噂はどこからともなく広がり、ほかの明陽の者に罪はないということを少しでも解らせるため、自分の子どもが巣立つまでは周囲に愛嬌を振り撒き、その後は町民に冷たくあたるなどして自らが悪者になった。攻撃の対象を自分だけに絞るためである。
その頃の名残で、今もごく一部の月美町民、特に昔からの家の者たちには距離をおかれている。

歳の割りに動きは軽やかで若々しい。独特ななまりのあるような話し方が特徴的。
加齢とともに、幼い頃の目の緑色はほとんど消えた。
夫(つまりほたるの祖父)は、ほたるが7歳のときの冬に亡くなった。




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ここまで読んでくださった方がいらっしゃったら、とても嬉しいです。

こんにちは。『  のまち』作者、Garnetと申します。
今回は親記事に挨拶文を載せておらず、このまま完結まで特に何もなければ、折角カキコに掲載しても作者の顔が全く見えないじゃないかという結論に至りまして、このような形をとらせていただきました。
長ったらしい1ページのなかへ更に長文レスを投げつけるようなものですから、次回以降の更新分に邪魔でしたら、飛ばしてくださって構いません。


第二章完結まで物語が進行しましたが、いかがでしたか?
お好みの登場人物や場面、表現が、少しでも貴方様の心に残ることができたのなら光栄です。

このお話は、最低でも5章はある予定です。なかば『COSMOS』(現在、無期限更新停止中)のスランプから脱却したい勢いで始めたようなものですが、よくここまで来れたものだなと驚いています。軽く燃え尽きました。(果ててはいませんのでご安心を)
……最近筆がよく進むのは、秋だからでしょうか。芸術の秋だとか読書の秋だとか、言いますし、創作の秋というのも、ありかもしれません。わたしは、ほぼ毎日のように創作活動をしていますが。

次回からは、上総ほたる視点で進んでいきます。ほたるを好きな人に喜んでもらえたらいいな。

参照数の伸び具合から察するに、きっと『  の甼』の読者様は、Garnetの文章を、ちょろっとでも、以前から知っている方の割合が多いのかなと推測しております。仲間内でも、本作を読んでくださっているカキコ民は、比較的長い付き合いである人が多いです。
そう考えると、こんなわたしでも成長できているのかなと、不安半分嬉しさ半分。
自身の感情に左右されて、文章がぐらつくことは無くなったので、そこは自分に拍手です。

物語の書き方だけでなく、相変わらず長いけれど、このような文章を書くことにも慣れてきたようで調子に乗りそうなので、以上をもちまして今回の挨拶とさせていただきます。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
『  の甼』をこれからもどうぞよろしくお願いします。


2016/10/10  Garnet
(2018/11/19 加筆・訂正)