コメディ・ライト小説(新)
- 初めての彼女は異世界で ( No.17 )
- 日時: 2018/01/27 22:06
- 名前: こあく (ID: 9Zr7Ikip)
第3章 魔法帝国オーディ
第16話 魔法帝国
やっと着いた。疲れたー。馬車の中はかなり広くしたが、やっぱり外の方が好きだ。うーん、空気が澄んでる。
「身分証の提示をお願いします。」
えっと、インベトリーの中、あったあった、俺はギルドカードを出した。
「確認致しました。馬車…ウェ!魔獣⁈なんでここに、しかもグリフォン⁉︎」
うわー言われてしまった…。困ったな。だが、パウ爺がカバーしてくれた。
「旦那様の魔獣です。襲ったりはしません。」
ナイス、パウ爺。
「かっ、畏まりました!えっと、魔獣の首飾りを着けて頂きます。魔獣が何か問題を起こしても、飼い主に責任があるので、気を付けて下さい。」
俺は感謝の言葉を伝えた後、宿屋を探す。あ、あそこは大きい宿で、魔獣の世話もしてくれるらしい。行くか。
「此処は私が何とかします故、旦那様は部屋へ寛いで下さい。」
チェックインをパウ爺に任せた。本当に申し訳ない。ありがたやありがたや。飼育員さんはグリフォンに驚いていた。2匹もいるしな。そもそもAランクモンスターだ。可愛いけど。今日はゆっくり寝て、明日にギルドへ行こう。
- 初めての彼女は異世界で ( No.18 )
- 日時: 2018/01/20 20:38
- 名前: こあく (ID: 9Zr7Ikip)
第17話 パーティで緊急クエストへ
「何を受けようか。パウ爺はどう?」
パウ爺にギルド登録をしてもらった後、俺と一緒にパーティを作った。
「そうですね、利益から考えると討伐系が良いと思います。」
パウ爺と一緒に考えていると、受付嬢が大きな声を出してきた。
「緊急クエストです!近くのダンジョンにリッチが現れました!それも死霊術師です。街の外の平原にゾンビやスケルトンが増えています!ランクを問いませんので、速やかに外の魔物を倒して下さい。報酬はこの通りです。お願いします!」
既に負傷者が出ている模様だ。そういえば、不死者モンスターを討伐したこと無いんだよな。
「旦那様、受注します。」
俺の考えを察したらしい。パウ爺、すげー。尊敬します。俺は緊急クエストを受けることにした。
グリフォンの翠玉と翡翠が引く馬車に乗ると、直ぐに平原についてしまった。結構広い。ていうかそもそも夜にしかで無いモンスターなので昼に来るとかあり得ない。すみません、俺のせいです。今すぐ行こうとか焦り過ぎました。
「早く着いてしまった様ですが、これなら誰よりも沢山討伐可能ですね。」
パウ爺、有難う。大好き。うんイケメン。
「旦那様、これが緊急クエストの依頼者です。」
あれ?普通緊急クエストは依頼書を貰えないんじゃないか?
「模写魔法を使いました。」
…凄いです。流石は精霊王。魔法も出来て剣豪ってチートね。素敵。俺はそう考えながら依頼書を見る。
不死者モンスター討伐
緊急クエスト
ランク 指定無し
内容
平原に現れた不死者モンスターを討伐。そこにいるボスモンスター、リッチを出来るのであれば討伐。
報酬
一体に討伐で銅貨5枚。ボスモンスターリッチ討伐で白金貨3枚。依頼達成で銀貨5枚。その他活躍によりボーナスあり。ランクアップあり。
…めっちゃ飯うま依頼。最高やん。パウ爺、thanks。発音良くない⁈俺この世界に来てから英語の発音が良くなった気がする。必要ないけど。俺らは夜まで待つ事にした。
- 初めての彼女は異世界で ( No.19 )
- 日時: 2018/01/20 22:04
- 名前: こあく (ID: 9Zr7Ikip)
第18話 緊急クエストII
夜になり、パウ爺と煌龍が偵察から戻ってきた。
「リッチは今日は出現しなそうですね。」
まぁ、薄々気付いていたが、やっぱりそうか。うーん、討伐したい。パウ爺、助けて!
「そうですね、誘い出せればいいのですが。」
そうか、その手があったか!前に本を読んだ時に、リッチは死体が大好きだ。というか死霊術を使う上で必要だからだけど。
「でも、死体なんて何処から取り出すんだ?生物を殺すわけにいかないし。」
犯罪者にはなりたくない。しかしリッチは討伐したい。
「では、スケルトンの死骸を使ってみてはいかがでしょう。再利用出来るので、飛び付くと思いますが。」
その手があったか!よし、討伐しまくるぜ!
「いや、出てこないよね。これに釣られる?普通。」
沢山討伐したんだけど、直ぐに奴が現れた。近くにも冒険者パーティがいて、逃げろと叫んでいる。あ、ニギルさんもいた。叫んでるな。声が枯れそう。声帯を大切にしましょう。うん。
「シュウア!」
掠れている?声で吠えている。リッチって案外デカイな。そもそも俺、モンスターにデカイしか考えてなくね?他の事も考えるか。他には、モワモワしてる。いや、俺の感想レベル小学生か!
「どうしますか?私が対処しますよ?」
パウ爺に任せっきりも良くない。
「俺がやるよ。」
俺が討伐する。彼女を得るために!…理由が不純だって?19歳だもん!
俺は武器を出す。俺の武器は魔法杖にもなる。というか威力を増大させるだけだけど。
「閃光雨」
なんか思い付いたから言った。うーん、恥ずかしい。発動する筈無いか。そう感傷に浸っていると空から閃光が降ってきた。えっ、やばくね。俺は瞬時にインベトリーを発動させた。人に被害が及ばない様に。
いつのまにかリッチが無様な残骸になっていた。周りからは歓声が聞こえる。いや、呟いただけだから。魔法創造チート。感謝しかない。俺は歓声に包まれながら街へ戻る。
- 初めての彼女は異世界で ( No.20 )
- 日時: 2018/01/21 20:13
- 名前: こあく (ID: 9Zr7Ikip)
第19話 ランクアップ
…俺は今、街の歓声に包まれながらギルドへ向かっている。
「有難う!旦那を救ってくれて!」
「キャー!カッコいい!」
老若男女問わずの歓声だ。俺、大した事してないですよ。うん、だから俺を通してくれ。ギルドに報酬を受け取りに行きたい。助けてーパウ爺!…いつものセリフだよ。
「転移してしまえば良いのではないでしょうか。」
その手がありました。俺は頭が悪いな。うん、そこは抜けている。よっしゃ、転移しまーす。
「ギルドマスターがお呼びです。」
…いや、報酬が欲しいです。ギルドマスターに会いたい訳ではないのです。しかし、俺の願いは叶わずに、ギルドの二階の部屋に案内された。
「ギルドマスター、お連れしました。」
受付嬢がドアをノックする。
「入って。」
ギルドマスター?らしき人の声が聞こえる。女の人か?
「失礼します。」
ドアを開け、部屋の中に入る。書斎だな、完全に。奥の机の方を見る。白い肌に白い髪、身長がかなり高い女性が座っていた。
「貴方がリッチを倒したのね。」
見惚れていると、話し掛けてきた。
「あっ、はい。」
我ながら素っ気ない返事だなぁ。良くない良くない。きちんとした返事を心掛けます。
「まずは、そこに座って。貴方は戻って大丈夫よ。有難う。」
ギルドマスターらしき人が促す。
「では、失礼します。」
受付嬢が部屋を出て行く。ドアのガチャ、と音が響く。そこから、3秒ぐらい沈黙が続いた。すると、
「こんにちは、私はギルドマスターのリリル。」
一回、ステータスを見るか。
リリル
種族 エルフ
Lv.82
職業 精霊使い
魔力 2568/2568
筋力 1253
体力 2131/1958
精神力 3594
素早さ 3213
幸運値 162
スキル
水属性魔法、光属性魔法、精霊魔法(水、光属性)、弓術
エルフだ。ぼんきゅっぼんや。抜群のStyle。発音良くな(殴
「まず、貴方の功績を認めて、Bランク冒険者に昇格よ。」
いきなり過ぎない?だって俺Fランクだぜ?ないだろう、普通。
「普通ならばあり得ない話だけど、リッチを倒すことが出来る冒険者はBランク以上。1人でなんてSランク以上よ。またスライム1000匹も倒すなんて普通じゃない。」
そうなのか……。いや、調子乗って狩りまくっただけなんです。すみませんでした。土下座の勢いを殺す。辛い。
「報酬は金剛貨3枚よ。」
そんなに…貰えるのか。
「これから、宜しくね。」
宜しくお願いします。
- 初めての彼女は異世界で ( No.21 )
- 日時: 2018/01/25 19:58
- 名前: こあく (ID: 9Zr7Ikip)
第20話 直接依頼で貴族様
昨日の事があり、ギルドへ行くとワイワイ騒がれる。なんか、辛い。うん、辛い。
「あっ、ユウキさーん!」
誰かに呼ばれたので、声がする方向を向くと、受付嬢がいた。何か用があるのか。俺はカウンターへ向かった。
「いやー、ユウキさんがいなかったらどうしようかと思いましたよ。えっと、今日は直接依頼がきてます。」
直接依頼?こんな新人にか?確かにリッチ討伐で色んな意味で有名にはなったが。
「リブナント伯爵様からで伯爵領が魔物に襲われていて、助けて欲しいと。」
貴族様からか。確かに、商人との仲が良さそうだからな。情報が回るのが早い。
「分かりました。地図を貸していただけますか。」
俺は地図を模写した後、伯爵領へ向かう。
- 初めての彼女は異世界で ( No.22 )
- 日時: 2018/01/23 18:10
- 名前: こあく (ID: 9Zr7Ikip)
第21話 貴族様とご対面
リブナント伯爵領に着くと、街は廃墟と化していた。情報によるとこの領は王都へ行く為に必ず通る道でかなり栄えていたはずだ。
「伯爵の屋敷は…あそこか。」
伯爵の屋敷だけは、人が住んでいるようだ。グリフォンの2匹に頼んで、そこに降りることにした。
「ここでーす!冒険者様、助けて下さい!」
屋敷の騎士みたいなのが叫んでいる。確かに、こんな廃墟になってしまったのだ、大変だろう。俺は屋敷へと降りる。
「よく来て下さいました!」
リブナント伯爵と対面した。部屋を見ると、そこまで豪華な感じではなく、剣などの武器が飾ってある。武道家らしい。
「今、私達の領は、モンスター達に襲われ、奪われてしまったのです。直ぐに街の人々に知らせたのですが、間に合わず…ここまで逃げて来た平民もいたのですが、わずかで…本当に不甲斐ないばかりです。」
伯爵はとても悔しそうな顔をしている。辛いだろう。家族みたいに街の人々に接していたらしいからな。俺は何としてでも救わなくてはいけない。
「分かりました。何とかしましょう。」
力強く、言葉にした。
- 初めての彼女は異世界で ( No.23 )
- 日時: 2018/01/25 19:56
- 名前: こあく (ID: 9Zr7Ikip)
第22話 掃討作戦
…話を聞いた後、屋敷の部屋を一つ借りて、俺らは作戦を練る事にした。
「そうですね、ここまで廃墟化してしまうと、旦那様の流星群を撃ってしまった方が掃討出来るでしょう。」
パウ爺の意見にも、一理ある。しかし、建て直すのに散々壊れてしまったら、心が折れてしまう人もいるだろう。
「ならば、私に良い考えがあります。聞いていただけませんか?」
パウ爺が、話してくれた。ふむふむ、成る程!そういう手があったか!俺らはパウ爺の意見に賛同した。
「じゃ、撃ちますよー。」
俺は禁断の技を使う。これを使って自分自身が死にそうになった。
「ロックオンを…すみません、旦那様、言うのを忘れていましたが、ロックオンは本人がしないと出来ないので宜しく御願いします。」
パウ爺、騙したな?!めっちゃ笑顔なんだけど。悪意しか感じられん。まぁ、指定魔法を使わないと、諸々壊れてしまうからな。どうしよう。うーん、世界視を使うか。ここにロックオンが表示されたらなぁ。
『《ロックオンスキル》を取得しました。世界視スキルと同時に使えます。』
…チート、久し振り。まぁ、これで何とか出来るぞ!
「流星群。」
ロックオンをして、撃つ。すると、敵を狙って隕石が落ちる。すげー的確。おお、どんどんマップの赤色のピンが消えていく。
『レベルが上がりました。現時点で、Lv.216です。』
うわぁ、チートすげぇよ。感謝感謝、thank you。はつおn(殴
これで、俺の仕事は終わった。
- 初めての彼女は異世界で ( No.24 )
- 日時: 2018/01/27 17:30
- 名前: こあく (ID: 9Zr7Ikip)
第23話 叙勲
俺は魔物を退治した後、一応浄化魔法と防御壁を出す魔法具を伯爵に渡した。設置方法の説明書と模型も渡したので、大丈夫だろう。
「有難うございます!これから、村を街の人々と共に街の復興を行なっていきます。」
これから、本当に頑張って欲しい。良い街の造りをしてくれるだろう。
「それでユウキ君にお話があるんだけど…叙勲されて欲しいんだ。」
リブナント伯爵に話しかけられた。叙勲?確か貴族の階級を勲章として授けることだったか?
「えっ、ちょっと待って下さい!俺は叙勲される様な事はしてないですよ!」
いきなり貴族になるとかあり得ないから!ビビってしまう。貴族は土地を収めるのだ。結構大変な仕事らしいし。そんな事は自分に出来ない。というか政治が安定しないぞ。今の日本ぐらいに安定した政治がしたいですなんて無謀すぎるだろ!
「いや、君は一つの伯爵領を救い、交通を元に戻したんだ。この国にも貢献してるんだよ。あと、叙勲されても最下級の貴族だから土地を収めないよ。安心したまえ。」
…伯爵様が言うなら、きっと大丈夫だろう。多分貰った方が伯爵様や俺にも良い事なのだと思う。俺は
「分かりました。」
返事を返した。
「これから、ユウキ・カトウを叙勲する。」
儀式みたいなのが始まった。伯爵様が長々と詠唱してる。
「…ユウキ・カトウに士爵の階級を授ける。」
「有難うございます。これから、国民のために誇りを持ちます。」
俺のセリフを言う。緊張するな。間違えない様に頑張ろう。俺と伯爵様のやり取りが終わり、儀式が終わった。
「良かった、無事に叙勲出来たようだね。そうだ、君の家柄の名前を決めないと。自分で決めた方が良いよ。」
そうだなぁ、何がいいかな?普通は自分の特徴が名前にする人が多いらしい。俺の特徴か。伯爵様に聞いてみる。
「そうだなぁ。一番は君の魔法かな。あの星を一気に降らせる魔法は見た事がないよ。」
星かぁ。…あっ、良い名前思い付いた。
「リブナント伯爵様、エトワールなんてどうでしょう。星、という意味なんですが。」
「良いね。エトワール、か。君らしい。」
よし、俺の家柄はエトワールになった。
- Re: 初めての彼女は異 ( No.25 )
- 日時: 2018/01/27 21:03
- 名前: 織原姫奈 (ID: btsyIDbw)
こんばん!タイトルに惹かれ読みに来ました!
異世界にて恋というタイトルが今僕が書いてる奴に似てて釣られた...感じです(
コミカルな感じでテンポもよくおもしろいなぁって
なかなかのチートっぷり、これはこれですがすがしいw
同じ板でこちらは異世界結婚ひっさげてがんばってますのでー
mariageって見かけたら是非是非ー
応援してます!
- Re: 初めての彼女は異世界で ( No.26 )
- 日時: 2018/01/27 21:34
- 名前: こあく (ID: 9Zr7Ikip)
織原姫奈様へ
コメント有難うございます!読んで頂き、とても光栄です。感謝しかないです。
今度、小説を読ませていただきます。本当に、閲覧有難うございました!
- 初めての彼女は異世界で ( No.27 )
- 日時: 2018/01/28 11:13
- 名前: こあく (ID: 9Zr7Ikip)
第24話 王都への支度
士爵になり、どうするべきか悩む。いやね、普通ならんから。困るよほんと。
「おめでとう御座います、旦那様。」
パウ爺、この間の作戦騙したよな、絶対そうだろう。ただ、これを言ったところでパウ爺には負ける。そりゃそうだろう。この世界の長寿なのだ。この世界に来て間もない俺との差は天と地の差だ。負ける、と確信している。あと正論だから負ける。
『本当に良かったです。主はこれからこの国を掌握していくのですね!』
煌龍くん!?何言ってるの!?そんな事はしないです。俺は弱腰ですよ!
『士爵など、大変名誉ある事です。私も御主人様が素晴らしい方だと誇れます。』
うん、君が1番まともだよ。リルは真面目だ。有難う、リル。
「では、これから王都へ向かいましょうか。」
パウ爺が目的を言う。そう、俺たちと伯爵様達は王都へ向かうのだ。今度王都でパーティがあるらしい。貴族になった今、出席しなければならない。あと俺が伯爵様の派閥に入っているのも理由だ。叙勲した人だから。さて、身支度しますか。
- 初めての彼女は異世界で ( No.28 )
- 日時: 2018/01/29 17:43
- 名前: こあく (ID: 9Zr7Ikip)
第25話 王都へ
身支度が終わり、俺は王都へ向かう。リブナント伯爵様の依頼は先日にギルドへ転移して報酬を受け取った。転移魔法使い勝手が良い。
「旦那様、身支度の確認も完了しました。」
パウ爺達の分も確認が終わった様だ。いやいや、お世話になりまくってます。頭が上がりません。
『私はグリフォン達を見てきますね。』
リルには彼の眷属、グリフォンの2匹を呼んできてくれるらしい。俺はインベトリーから馬車の本体を出す。伯爵様は自分の馬車で行くらしい。俺が早く着いちゃうかもしれない。確実にそうだな、うん。そう話したけど、大丈夫らしい。伯爵様の王都にある屋敷に泊めてくれる。すまないです。本当に有難う御座います。
「では、先に行きましょうか。」
リルも確認が終わった様で、グリフォン達を連れてきてくれた。俺達は馬車に乗り込み、王都へ向かう。
あとがき
毎度毎度のことなのですが物凄く文章が長く、申し訳ありません。カキコを紹介されて、又この小説を書き始めて1ヶ月、此処まで読んで頂いて、本当に有難うございます。頭が上がらないどころか、体が地面に這い蹲ります。これが重力の力です。太陽並みの重力です。これがニュートンの万有引力の法則か……!(違います。)
そんな事をぼやいていますが、現実は厳しいです。辛いんじゃー、と毎回毎回家で叫んでおります。変人に見られる事でしょう。しかしながら、私は変人です。周りの人間も変人ばかりで、本当に下ネタばっかです。この小説の主人公も脳内はヒロインの被害妄想で、下ネタを考えている事でしょう。ヒロインはエルフがいいとか、ハーレムしたいわとか、巨乳やらロリが欲しいとか、脳内が危ないですよ。
すみません、いい加減にやめます。スライディング土下座をしています。頭から血が出てる?違います、これは熱情です。
えー、色々と話がズレてしまいましたが、最後にもう一度、此処まで読んで頂いた読者様、本当に有難う御座います。これからも精一杯努力しますので、これからも宜しくお願いします。
- 初めての彼女は異世界で ( No.29 )
- 日時: 2018/02/02 07:48
- 名前: こあく (ID: 9Zr7Ikip)
第26話 神様発見
今、俺らは王都へ向かう途中だ。ただ、結構遠いのでグリフォンの速度でも1日では着かない。最低でも一週間は必要だ。まぁ、このグリフォン達はリルに召喚されているので結構強い。うん、そこら辺の魔獣とか踏み潰してるし、魔法も使えるしね。いや、頼もしい。
「旦那様、此処で野宿致しますが宜しいですか?」
大丈夫と返事をしておいた。パウ爺の作業を手伝う。断られてしまったが。
する事がない。どうしよう。困ってしまう。いや、ね。何もしないのはニートじゃん?嫌だよ俺は。なんかしたいなぁ。俺はマップを見る。
「うん?何じゃこの黒い点は。」
説明書に書いてなかったやつだな。俺はその点を押し、詳細を見ようとする。
『黒い点の詳細は分かりません。何かに阻害されている様です。』
何なんだ?この点は。謎が深まる。
『《阻害無効スキル》を取得しました。』
いや、さっきまでシリアス展開だったよね⁈おかしいでしょ!どう見ても!…空気を読まないチートスキルに叫ぶ。空気ぐらいは読んでくれよ。まぁ、使うか、しょうがない。俺はまた、黒い点を押す。
『ステータスが確認できました。表示します。』
ガイア
種族 神
Lv.測定不可
職業 大地神
ステータス、測定不可
スキル
大地創造、神力、大地変形
神様ー⁈おかしいだろ!2回目ですよ!おかしいっていうの!絶対に裏があるでしょ!困る困る困る!どうしましょうか。
「旦那様、私の旧友が来た様です。挨拶をしても宜しいでしょうか。」
パウ爺が話し掛けてきた。……今、旧友が来たって言ってたよね。君神様と知り合いだったのね?
「申し遅れてしまいましたが、私は前まで神の一角でしたので。飽きて転職しましたが。」
飽きて転職するもん?普通考えてやばいわ。パウ爺の方がチートだよな、これ。
「旦那様もせっかくですので、行きましょう。」
パウ爺に先導される。行きたくないがしょうがなく、結構無理矢理神様の方へ向かう。
- 初めての彼女は異世界で ( No.30 )
- 日時: 2018/02/18 14:45
- 名前: こあく (ID: 9Zr7Ikip)
第27話 神様との対話
黒い点に近づいてみると、品のある女性がいた。……よく見ると、宙に浮いてますよねー。そりゃ神様ですものね。知ってます、そんな展開だと予想してますよ、勿論です。
「……待ちくたびれたぞ、パウアンネよ。」
大人の女性の声だ。色気があり、凛としている。美しい、そう感じる。
「いや、あの泣き虫少女がここまで育つとは、時間とは早いものじゃのう。」
パウ爺、ギャップ萌えか何かですか?俺にも教えて欲しいっす。
「なっ、この変態め!貴様が転職をするからこの私が貴様の後を継がなければならなかったのだぞ!」
まて、結構わがまま系?萌えるわー。可愛いんじゃ。罵倒されたい。
「……雑談はそこまでとして、用件を伝えに来たぞ、パウアンネよ。現在、神界で問題が起こっている。それの解決を頼みたい。」
神界?俺が転生するときに招待された場所だ。そんな神聖な場所での問題ってなんだ?
「神界の神々はまだ、老いぼれた儂に頼るのか。言ったはずだぞ、儂はもう神々に関わらないと。そもそも、儂から離れられなくなった事で儂は辞めたのだ。それを教訓としないのか、貴殿らは。」
パウ爺よ、さっき言ってた事と違いません?そう考えると、パウ爺が俺の方に向かって笑顔になった。あぁ、そういう事ね。飽きたので転職したいけど理由どうしようってときにそれを理由にしたのね。貴方結構適当ね、神様大丈夫?
「しかしだ!これは此の世の統治に関わる。神々の争いだぞ、貴様1人の意見を聞く訳にはいかない。」
「しかし、貴殿らの問題だろう?儂に押し付けられても困る。」
言い争いが始まる。いや、ね。パウ爺の意見が正しいと俺は思うが。えっ、待って、今魔法使用したよね。俺に掠りましたよ!後ろから轟音が聞こえる。後ろを振り返ると地形が変化していた。ヤバイよ、破壊されるテンプレ展開⁈神様同士の戦いは良くないと思いますよ!完全に俺が空気状態になっているが。
『《無効化フィールド》の魔法を取得しました。ユウキ様以外のスキルを無効化します。範囲はこの平原内に設定します。《監獄フィールド》の魔法を取得しました。このフィールドからユウキ様抜け出せない様に設定します。2つのフィールドを併用します。』
うん、チートが爆発しましたね。まぁ、使わせて貰いますよ!
「発動!」
そう唱えると、青いバリアと赤いバリアが俺から広まる。
「…!なんだ、これは、スキルが使えないだと…!パウアンネ、何をした⁈」
「儂の旦那様の魔法だ。旦那様、新しい魔法を御取得致しましたか。パウ爺は嬉しい限りです。」
俺の方を向いて言った。嬉しいんですが、緊迫状態の時に言う事ですか⁈貴方の感覚が神様感覚過ぎて凄い、尊敬しちゃう。やっぱり俺よりパウ爺の方がチートだよな。
「…貴様があの女神の転生者か。あの女神の所為で我々がこんな羽目に…。あのトラック事故が運命神の手違いで始まり、勝手に女神が転生させ、最高神がお怒りになれたから、こんな事に。だからこそ貴様を殺しに来たのだ、大地変形!」
いきなり攻撃しようとしてくる。しかし、俺のフィールドがそれを防ぐ。強いですね、スキル。神様の攻撃も防ぐなんて、チートだよね。
「ッチ。時間だ。今度は無いからな、我々の計画を邪魔するな。」
そうすると、神様が消えた。というより光に包まれて何処かへ転移したみたいだ。スキルは発動して無いな。フィールドに阻害されてないから。それにしても神々は一癖二癖ありますねぇ。
- 初めての彼女は異世界で ( No.31 )
- 日時: 2018/02/09 19:10
- 名前: こあく (ID: 9Zr7Ikip)
第28話 やっと王都へ着きました
うわーなんか疲れたなぁ…。神様の前だと緊張するなぁ。精神が磨り減ったわ。俺は今、昨日の事がありパウ爺からの助言で直ぐに出発した。一応グリフォン達は回復しておいた。元気になったから大丈夫だと思うが、心配だ。無理はしないで欲しい。
『主人、王都が見えてきました。』
煌龍に言われて場所の窓を開けて見る。日の出が始まったみたいで、とても綺麗だった。その日の出の下に大きな街があった。大きな城が見える。中世ヨーロッパみたいな城だなぁと思う。改めて異世界だと気付かされる。
「門が見えてきたので一旦降ります。」
パウ爺が知らせてくれた。門も大きいな。あれ、あっちにも門があるけど。
「貴族用の門を使用します。」
そんな門があるのか。確かに並ぶのは面倒いもんな。
「はい!身分証を確認させていただきました。確かに士爵様ですね。これは使い魔の首輪です。そこの4匹につけてください。よろしくお願いします。」
「有難う。」
俺はそう挨拶をして王都へ入る。まずは、伯爵の家に行かなきゃな。
- 初めての彼女は異世界で ( No.32 )
- 日時: 2018/02/11 10:13
- 名前: こあく (ID: 9Zr7Ikip)
第29話 伯爵邸
俺たちは今伯爵様の屋敷に向かっている。別荘か?と思った俺だったが、パウ爺が詳しく教えてくれた。所謂、江戸の大名みたいな感じらしい。家族を人質として江戸に住まわせ、参勤交代で金を使わせて、大名の力を抑える。そんな感じだったと思う。いや、別に頭が良かった訳ではない。雑学だけ妙に得意だっただけで。そう考えているとパウ爺が話し掛けてきた。
「旦那様、あそこがリブナント伯爵邸で御座います。」
窓からパウ爺が指差す方を見る。でかいな、伯爵領の屋敷より少し小さいが、それでも立派だ。俺もあんな家に住みたいなぁって昔は思ったが、この歳になると土地の所有税とか諸々あるじゃん。大変だなぁ。いや、待てよ?貴族だから免除されんのか?……迷宮入りという事にしておこう。
馬車が少しずつ、伯爵様の屋敷が近くなる。改めて見てみるも大きい。貴族街らしく馬車が通る事を想定してかなり広めの道路。他には照明もおしゃれだ。他の貴族の屋敷も大きいなぁ。中世ヨーロッパに来たみたいだ。
「旦那様、着きました。」
パウ爺から到着の合図が聞こえてきた。
「分かった。」
馬車の扉が自動的に開く。俺が自動ドア欲しいなって思ったから付けた。いや、マジ便利。俺商会開こうかな。
門の前に立つ門番に話しかける。
「えっと、リブナント伯爵様からのご紹介でこの屋敷に滞在させて頂く事になります。士爵のユウキ・カトウ・エトワールと申します。」
門番の2人は顔を見合わせて、頷いた。
「お名前は伺っております。エトワール士爵様ですね。リブナント伯爵様から屋敷に入れるようにと承っております。どうぞ、お入り下さい。使い魔は屋敷の中にある専用の舎でこの家のメイド達に世話をさせるそうなので、お使い下さい。」
説明をされると、門番の2人は門を開けた。中に入ると装飾が施された庭があり、まるで不思議の国の女王が持っている庭に来た感じだ。扉の方へ進むと10人くらいのメイドさんが待っていて、グリフォンの2匹を舎へと連れて行った。
「あの、煌龍やリルは大丈夫何ですか?」
メイド長らしき人に話しかける。
「大丈夫で御座います。なにせ竜と白狼という神聖な魔獣ですから。」
確かにその話は煌龍やリル自身から魔獣の事を教えてもらった時に聞いたな。
「では、こちらへ。自己紹介が遅れましたが、私は伯爵様邸のメイド長をしております、レアンノと申します。どうかお見知り置きを。」
自己紹介をしてくれた。やっぱり堂々としているなぁ。こういうのをプロフェッショナルって言うんだろうなぁ。そう考えながら俺は伯爵様の屋敷に足を進める。
あとがき
えー、大変更新をお待たせしてしまい申し訳ありません。作者が現実世界で色々と忙しいもので。え?ゲームですか?ええええっえっとそんな事はしてないですよ⁈いや、最近ハマってしまったドラゴンの卵みたいな名前のゲームなんてやってないですよ⁈信じて!
…そんな事は言い訳にならないですが、本当に諸事情で来れないことが来週まであるので、来週の金曜日ぐらいから復活します。多分…。
ここまで見てくださった方々、本当に有難う御座います。これからも宜しくお願いします。
- 初めての彼女は異世界で ( No.33 )
- 日時: 2018/02/12 12:47
- 名前: こあく (ID: 9Zr7Ikip)
第30話 伯爵様の娘
俺はメイド長のレアンノさんに屋敷の中を案内してもらっている。この人よく迷わないなと思うくらい広い。方向音痴じゃない人も迷うだろう。記憶力が良くなって本当にありがたい。そんなこんなで色々と部屋の事を教えてもらい、最後は自分が泊まる部屋に着いた。レアンノさんが扉を開けて、部屋の中の設備の説明をしてくれた。
「此処が泊まる部屋になります。此処に魔法具ご自由にお使いください。中には使用者の魔力を使用しなければならない物も御座いますので、何か質問があれば私達、召使いにお聞きください。それでは、ごゆっくりと。」
「有難うございます。」
レアンノさんが一礼をして部屋の扉を閉める。俺もレアンノさんにお礼と一礼をした。この後の予定は何だったっけ?
「この後の予定は、午後19時からリブナント伯爵様と夕食会です。」
パウ爺よ。貴方はtelepathyを持っておられるのですか?心読んでますよね。恐るべき、パウ爺。
パウ爺はこの感情も読んだのか、ニッコリと笑顔を向けてきた。すみませんでしたー!
そういえば、気付いた事なんだけど、この世界では俺のもといた場所より一日の時間が長い。30時間ぐらいある。正確にははっきりと分からない。後、金持ち限定だが時計もある。転生者又は転異者が伝えたみたいだ。まぁ、時計はあったって便利だもんな。コストかかりそうだけど。え?俺は持ってるのかって?……チートスキルが空気を読まずに時計スキルを習得したんだよ。
「さて、どうするかなぁ。暇だし。でも街を歩く時間は無いし。図書室でも行くかな。」
正直言ってそれしか無いな。パウ爺は荷物の整理整頓、煌龍とリルは街での偵察してるからな。貴族限定の本もあるかもしれない。行ってみよう。俺は自分の部屋の扉を開ける。
さっきレアンノさんに教えてもらった道を通る。えっと此処の角を曲がって……。ドンッ!何かとぶつかった。
「あっ、すいません。大丈夫ですか?」
俺は咄嗟に相手の方を見て謝る。すると、可愛い女の子が倒れていた。俺より少し年下の中学3年生くらいの女の子だ。
「何よ!ちゃんと確認してよ!私を誰だと思ってるの⁈リブナント伯爵の娘よ!……っ!」
急にそんな事を言われる。えっとお娘さんだったのか。
「ごめんね。大丈夫?立てる?」
そう言って相手に手を出す。あれっ……なんか赤面してる。えっ、俺変な事した⁈いや、誤解誤解だよ!そう変な事を頭で考えていると、
「大丈夫だからほっといてよ!」
そう言って、一人で立ってどこかへ行ってしまった。結構情緒不安定だよね。反抗期かな?伯爵様、大変だろうなぁ。