コメディ・ライト小説(新)
- Re: 透明なもの。【感想募集中(´○`)/】 ( No.24 )
- 日時: 2018/08/19 22:01
- 名前: sara (ID: f4.sojV4)
こんにちは、saraです。
皆さんのおかげで、閲覧200を越えました!!私がこうやって小説を投稿し続けられているのは、皆さんのお陰です。コメディ・ライトの掲示板にいる、1000回や2000回などの閲覧数を(持っている?)達成している方達と比べたら大したことないかもしれませんが、本当に嬉しいです!
これからもよろしくお願いします。
じゃあ、本編、どーぞ!
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前回のあらすじ
はじめとの気まずい雰囲気を終わらせることのできたはるですが、ふられたはずの涼に「俺の彼女」と言われて混乱します。
はじめとはるはまたまた気まずくなってしまいました。
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◇次の日
[お母さん、お米届いた。ありがとう]
ベッドに寝転び、LINEを送る。
スマホを横に置き、右腕で目をおおった。
はぁ。短いため息が小さな部屋に響いた。
あの日から一日。はじめとはまぁ、普通に話してる。
涼の手紙、まだ読んでなかった。あとで読もう。
カレー作ろう。
私は立ち上がって制服から着替え、エプロンをし、キッチンにたった。
手を洗いながら考える。
いざ涼から彼女だと言われてみれば、悪い気はしない。
でも。
私ははじめの驚いた顔を思い出す。
「聞かれたくなかったなぁ~っ……」
キッチンの台に手をつき、しゃがみこむ。
ステンレスが冷たかった。
なんで涼はわざわざはじめのいる前であんなことをいったんだろうか。
もう一日たったけど、そこがなんとなく引っ掛かる。
じゃがいもをさいのめ切りにし、人参を同じように切り、玉ねぎに手をかけようとした時だった。
ポコポコッ
あ、LINEだ。
私は手を止めてベッドまで戻った。
うそ、はじめからだ!
帰り道、LINE交換したんだった!忘れてた……
[おーい]
一言だけなのにドキドキしちゃう。
[どうしたの?なんかあった?]
[家の鍵なくしちゃって……]
なにやってんだよー。そう思って少し笑う。
[親に電話かけたんだけど、今日おそくなるらしくてさ]
あちゃー、それは災難だ。
[何時まで?]
[多分9時すぎかな]
[うそ、そんな遅いの?]
私は部屋にかけてある白い時計を見た。まだ7時にもなっていない。
[時間までまだまだだね]
[親が、レストランで暇潰してろっていってたから、涼といこうかと思って]
[うんうん]
なんだ。私じゃないのかー……。ちょっと悲しい。
[だけど涼に、もうご飯作ったって断られた笑]
[笑]
ここまでうったところで、カレーを作っていたのをやっと思い出した。
玉ねぎ玉ねぎ~。
私は玉ねぎのかわをむき、みじん切りにした。
切り終わったところで、またまたLINEが来た。
[だけど、これから涼の家に食べにいくことになった!]
[そーなんだ!よかったね~]
[で、はるにお願いがある]
えっ、なんだなんだ?お誘いとか??
私はドキドキしながらLINEを待った。
ポコポコッ
来た!
大急ぎでパスワードを解除した。
[涼の家の場所教えてほしいんだ]
なんだ……焦ったー。
まぁはじめの役に立てるならいいか!
[いいよー、今どこにいる?]
[さんきゅー。今俺の家の前。多分はるの家からも見えると思う]
私はベランダに出て、そこから下を見下ろした。
三階なのに意外と高さあるなぁ……。
春風が髪をふわりと持ち上げる。
はじめは家の外の階段に足を開いて座り、スマホを両手で持って見ていた。
そうだ、LINE送ろう。
[みっけ。上見てみ]
はじめはスマホをいじるのをやめ、上を見た。
「おーい」
私は大きく手をふる。
「おーい」
と、はじめは笑顔で手をふりかえした。
わぁ~、かわいい……
あ、そうだ。道案内道案内……
[はじめの今いる道、まっすぐいくと、コンビニあるじゃん?そこをひだりに曲がって、二番目の信号を右。白黒のアパートの203だよー]
あー、打つの大変。
[ありがと]
はじめからの短いメッセージは、私の心に染み渡った。
私の人生は、今のところ明るいな、なんて思った。
[じゃあ、いってきまーす]
[いってらっしゃい]
この会話が、いつまでも続いてほしかった。
- Re: 透明なもの。【感想募集中(´○`)/】 ( No.25 )
- 日時: 2018/08/19 22:06
- 名前: sara (ID: f4.sojV4)
こんにちは、saraです。
私、TWICEというグループが大好きなんです!今週の土曜日、ハイタッチ会に行けることになりました~!!だからもう嬉しくて嬉しくて勢いがすごいです。昨日かみきったし、明日も二回更新するつもりです笑
テンションの上がりようが半端じゃない!!
私の場合はTWICEだけど、みんなそれぞれ好きなことって、あると思うんですよ。好きなこと、好きな人がいることって、すごい幸せなことなんですね!
じゃ、本編いきましょー!
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前回のあらすじ
一日たって、やっと落ち着いてきたはる。けれど涼の行動がひっかかる……。一方のはじめは、どんなことを思っているのでしょうか。
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~はじめ~
道案内してもらったのに。肝心な事聞けなかった。
俺はムスッとしながら涼の家のインターホンを押した。
お、来たね。と涼が言って、家にあげてくれた。
「涼ごめん。急に来ちゃって」
「や、忘れんのはしょうがないし」
涼は俺を部屋に通し、キッチンでお茶を注いだ。
「ありがとう」
俺は小さく言った。
気になる。はると涼の関係、出会い、あと昨日のアレ、あとはあとは……
「聞きたいんだろ、はるの事」
「えっ?別にいいよ……」
びっくりしてお茶をむせかけた。
「あはは、強がるなって」
涼は笑う。
ボウルで卵をときながら涼はもう一度、
「知りたいんだろ?」
と言った。
「あ、うん、お願いします……」
涼はまた笑って、といた卵をフライパンに流した。ジリジリと音をたてて、卵に火が通っていく。
なんだよ、まだ飯作ってないじゃん。
「小学校から幼馴染みなんだ、俺ら。好きだったから、中2に俺が告白して付き合った」
「はるのこと、どうしてふったの?」
涼はまた新しく卵をときはじめた。
「受験に専念するため。俺、この高校以外、あり得なかったから。ってか、俺ふったわけじゃないし」
涼はケチャップを手にした。
「はると同じとこ受けてたなんて、知らなかったよ」
なぜか寂しそうなのは気のせいだろうか。
「ふってないの?」
「受験に専念したいんだーって言った。出かけるのもなくなったし、話さなくもなっちゃって」
「自然消滅的な?」
俺はお茶を飲んだ。
「うん、まぁ、そんなもん」
言いつつ涼が持ってきたのはオムライス。案外かわいいの作るな、コイツ。
「いただきまーす」
さぁさぁたべるぞぉ~!
「はじめは?」
「へ?」
「はじめは?」
「何それ」
涼はスプーンをくるくると回す。
「何ではるのこと好きなの~?」
わ、ニヤッてした。
「好きとかじゃないよ、ただびっくりしただけ」
ふーん。そう言ったものの、涼は俺から目を話さない。
好きとかじゃ、ない。
はず。
- Re: 透明なもの。【感想募集中(´○`)/】 ( No.26 )
- 日時: 2018/06/10 22:52
- 名前: sara (ID: xStpW3P0)
こんにちは、saraです。
家で育てているワイルドストロベリーの実が次々に赤くなっています。私はこのベリーが本当に好きです。
冬には枯れかけますが、春にはきれいな実をたくさんつけてくれるんです!
最近は毎朝ひとつ食べています。明日も楽しみ^^
じゃあ本編行きましょ~!
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前回のあらすじ
はじめはは涼の家で涼とはるの恋について知る。はじめはこれは恋愛感情ではないと言い聞かせ、知らないふりをするが……
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「おはよ~」
まだ眠い朝、教室のドアをガラッと開ける。
「おはよ」
「おっは!」
返したのははじめと楓。
二人で話してたみたい。
「楓たちねー、新しく来る子、どんな子だろーね、って話してたんだ」
あぁそうだ。
今日は新しく女の子がここにやって来る。
海外から帰ってから忙しく、学校にいけなかったらしい。
もう入学して3週間が過ぎる。
そんなにすごい子なのかな。
「俺、楽しみだなー」
頭の後ろで手を組んで言うのははじめ。
もやっとした雲が私の心を覆う。あ、嫉妬してんのか。まぁ、大丈夫だ、安心しよう。
◇30分後
「なんだよまじでー……どうしよう!」
私は机に突っ伏す。運良くはじめは近くにいない。
楓があれはある意味ヤバいじゃん、といった。
「何か、下心ありそう」
苦笑いがまた不安を呼ぶ。
ユリは、
「男子にはモテそう、女子には嫌われるんじゃないの?あのこ」
といって、あのこの方を見た。
「愛ー、そういうやつはやっぱ根性で行くタイプの人なんだよねぇ~」
うわ。
「世に言うぶりっこって奴か。楓、はじめてみたかも」
楓はまたまた苦笑い。
30分前、
「仲田愛でーす」
と言った彼女は、顔はかわいいが性格が私の苦手なタイプだった。
顔のかわいい女子には自分から話しかける。ユリも被害者の中の一人だ。
男子には、なかにきたカーディガンを萌え袖にして対応。
先生にはいい子アピール。
英語で出来る系女子をアピってくるし。
男子はスキンシップでデレデレ。
女子はもちろん……。
まぁ、とにかく私はムリ。
なのに!はじめったら笑ってるし。なんなんだよ!
あの人のせいで私の平和が奪われた気がする。
涼は興味なさそう。
教室のはしっこで、はしゃいでる愛ちゃんを騙されないぞと言わんばかりに冷たい目で見てるし。
まぁ、安心だ。
はじめはだまされちゃダメ!
あーもー愛ちゃん気安くはじめにさわるなぁ!