コメディ・ライト小説(新)
- Re: 乙女ゲーム的な日常…にならない!? ( No.15 )
- 日時: 2018/10/21 07:26
- 名前: *叶* (ID: 7WYO6DME)
~志なんていつから持ってるべきなのか、教えてよ~
もう1ヶ月が経ちそうだった。
ここが何年の5月なのかとか全く持ってわからない。
訊けばいい話だけど、それどころではない。
ずうっと、頭の中で土方さんが回ってるのだ!
心理的にね。
あの笑顔を毎夜寝る前に思い出してトクゥンとなってる私は、どうかしてる!
この現象は何なのか?
博識な人に訊くべき、と藤堂さんが少し瞳を煌めかせて教えてくれた。
「山南さんなら教えてくれますよ!」
山南さん?
よくよく訊けば、新選組の総長だった!
────私、どこ見て新選組にいたんだろうか…
少しだけ自分の馬鹿さを哀しんでから、私は藤堂さんに山南さんのところに案内してもらった。
- Re: 乙女ゲーム的な日常…にならない!? ( No.16 )
- 日時: 2018/10/24 19:33
- 名前: *叶* (ID: 7WYO6DME)
山南さんは優しそうな人だった。
あくまで雰囲気はね───。
私が土方さんが脳内で舞ってることを教えてもらえるかと訊くと。
「考えるまでもないですね…それは”恋“です」
にこやかに山南さんは言い切った。
えっと‥
恋?鯉?濃い?
「好きだと言うことです」
山南さんが笑顔で私にとどめを刺した。
恋!?
なんですとぉっ───────!!!
あり得ない!
絶対違いそう…。
「違わないですよ」
山南さんは意味深に微笑んだ。
- Re: 乙女ゲーム的な日常…にならない!? ( No.17 )
- 日時: 2018/10/28 18:37
- 名前: *叶* (ID: 7WYO6DME)
私が恋してる、だと!?
あり得ないけど───端から見てそう思われるならそうなのかな…。
「山南さん、また何かあったら相談していいですか?」
山南さんはニコッと笑んだ。
「勿論です」
☆★平助バージョン★☆
「山南さん…」
藤堂平助は、思い切って山南に切り出す。
「これってさ…」
「恋ですね。隊内でも有名ですよ」
平助が言い終わる前に、山南は言い切った。
きっぱりと。
「えっ?有名…なんですか?」
平助がキョトンとした顔で、目の前に置かれた茶を飲む。
「有名ですよ‥『平助が女子に熱を上げてる』という噂は」
平助はしばし停止する。
やがて、山南の部屋から平助の絶叫が聞こえてきたとか聞こえてこなかったとか…。
- Re: 乙女ゲーム的な日常…にならない!? ( No.18 )
- 日時: 2018/11/01 18:58
- 名前: *叶* (ID: 7WYO6DME)
何を買おっかな~。
私は、土方さんに頼まれたお使い───刀を研いでもらうためにお店に使いとして出された。
早々と用事を済ませ、ニヤニヤといろんなお店を見ていた。
お使いでのお駄賃として結構な?額を貰っていた。
お団子に使うべきか…簪に使うべきか…はたまた和菓子にするか。
装飾品も欲しいなぁ。
好きな人にほめてもらえたら、なんてね───。
私らしくないや!
でも可愛いモノも欲しい。
謎の葛藤に苛まれ、私はしばし停止。
「よしっ!簪に決めた!」
不意に大声で叫んだ私を町の人が冷たい目で見る。
でもなぁ、土方さんのお陰で謎の免疫がついたんだよ~。
私は、少し胸を張った。
- Re: 乙女ゲーム的な日常…にならない!? ( No.19 )
- 日時: 2018/11/03 09:34
- 名前: *叶* (ID: 7WYO6DME)
【祝!閲覧100☆】
作者の*叶*です。
なんと!
今作が閲覧100いきました!
嬉しくて只今飛び跳ねております。
こんな駄作でございますが、100もいけて誠にありがとうございますm(__)m
以前の作品では100も行ってなかったと思いますので、暖かく読んでくださりありがとうございます!
よろしければ、これからも読んでやってくださいm(__)m
細々と更新していきます。
※コメント欲しいとかほざいていましたが、温かく読んでくださっているだけで幸せでございます。
(語彙力はありませんが感謝感激です!)
- Re: 乙女ゲーム的な日常…にならない!? ( No.20 )
- 日時: 2018/11/03 13:22
- 名前: *叶* (ID: 7WYO6DME)
>>18
~志とは??~
簪屋さんに来てみて、最初に驚いた。
簪が種類豊富だったのだ。
(当たり前と言えば当たり前だけれども)
桜をモチーフにした簪が綺麗‥。
これを買おうかな。
即断即決!
お金を払い、さっそく簪を挿そうとして、ハタと気付いた。
────結えねえ!!!
昔の結い方はもちろん、挿し方もわかんない。
これは…
『バカか!そもそもわかんないくせに買うな!』
って土方さんに怒鳴られるZE☆
……現実逃避はできない。
ガックリ肩を落としてると。
「ククク…おまえ、見てて飽きねーな」
後ろから、笑いをこらえた声がした。
私は思わずムッとして声の主に、
「失礼な!あなた誰なのよ!?」
と問いかけた。
- Re: 乙女ゲーム的な日常…にならない!? ( No.21 )
- 日時: 2018/11/09 19:43
- 名前: *叶* (ID: TjCRtQ22)
声の主は、短髪の少し長い顔のきりっとした男の人だった。
口元は袖で隠して笑いをこらえてる。
「お前さぁ…もしかして…」
何?
もしかして…ばれた!?
今から150年ほどあとから来たことが!?
男の人はやや呆れたように、
「お前、未来から来たのか…」
えっと?
何故にバレた?
首を傾げる私に、
「ダダ漏れだな‥お前のその口から」
もしかして自分で独白してたのかぁ!
自分の馬鹿さに愕然とした幕末の春。
「団子奢ってやるから色々教えてやる」
男の人は乱暴に私の手を取り、走り始めた。
そういや、名前聞いてないなぁ。
「貴男の名前は?」
教えないと団子食べない…とは言わないけど。
「高杉」
彼は、そう名乗った。
- Re: 乙女ゲーム的な日常…にならない!? ( No.22 )
- 日時: 2018/11/11 07:44
- 名前: *叶* (ID: TjCRtQ22)
「お前は知ってるか?」
お団子でウハウハして、舌先を駆け巡る甘さに蕩けていたら。
唐突に高杉さんが私に訊く。
「お団子の美味しさとか知ってますよ♪」
あとは現代の甘味とか!
私の答えを訊いて、高杉さんは膝から崩れ落ちた。
「お前───黒船が来たのも知らねえのか」
黒船?
ペリーですかい?
やっとわかったか、と高杉さんは少し安堵したように笑む。
「黒船が来てから俺らの志は変わった」
志?
私で言うならば『この時代のお団子食べ尽くす』か。
「外国にも負けない日本にしないといけない。そのためには」
と、高杉さんは一 旦言葉を切る。
そしてお団子をもう二本頼んだ私を呆れたように一瞥。
「みんなが国づくりに参加できるような仕組みにしたい」
ほぇー…。
そんな志で…。
凄い、と思った。
私にはできないからな~。
「ってことで、お前みたい な能天気が参加しないといけない。長州に来い」
何故に長州??
未だに新選組と長州藩の関係が掴めてないから簡単に答えれない。
「明後日、訊きに戻るからこの団子屋でな」
一方的に高杉さんは告げて、風のように去っていった。
「…あ!お団子奢ってもらってない!」
お団子の料金を持っていなく、私は半日お店の手伝いをさせられた。
トホホ‥。
