コメディ・ライト小説(新)

Re: 乙女ゲーム的な日常…にならない!?  ( No.33 )
日時: 2018/11/24 14:16
名前: *叶* (ID: u5ppepCU)

~相合い傘って、なんか照れるよね~

何日か過ごしていると、ヒョイッと屯所の前で高杉さんを見かけた。

流石に副長から、長州について聞いていたから、驚いた。

「高杉さん、捕縛されますよ!?」

捕縛されるかもしれないのに何故に来るの!?

「いや…仲間にお前のこと言ったらな、連れてこいって言われてよ~」

えっ?
もしかしたらモテるかもっ!?
気になるって意味だよね?

「『底がないほど団子を食らう娘』って言ったんだけど…グフッ!」

高杉さんは言葉の途中で呻いた。

なぜか?
私が鳩尾に向かって拳を突き出したからであるっ!

「お前、地味にじゃじゃ馬だよな…グフッ!」

聞き分けない高杉さんに肘鉄をして、私は訊いた。

「で?何時に何処へ行けばよろしいのですか?」

高杉さんは、ちょっとよろめいてから、

「俺が迎えに行く…」

と、答えた。          

Re: 乙女ゲーム的な日常…にならない!?  ( No.34 )
日時: 2018/11/24 16:58
名前: *叶* (ID: u5ppepCU)

*作者から!

なんと!
閲覧200いきました!

嬉しすぎます( ´艸`)
むしろこんな駄作が200いくって…何かの陰謀ではないかと疑心暗鬼になるくらいです←

読んでくださっている皆様、心からありがとうございます!!!

主人公・春香ともども、
「作者が作者だから200いけるだろーか」的な感じでした←

何はともあれありがとうございます!!!((二回目

これからも読んでいただけると嬉しいです!

本当にありがとうございます!!!
         

Re: 乙女ゲーム的な日常…にならない!?  ( No.35 )
日時: 2018/11/24 17:08
名前: *叶* (ID: u5ppepCU)

>>33

高杉さんの仲間って…やっぱりお団子詐欺をするような人なのだろうか?

イケメンいるかなぁ?とか、ぼんやりとそんなことを考えて、掃除するときに雑巾を絞り忘れ、土方さんに五回ほど怒られた。

楽しみすぎてそんなの気にならなかったけど。

*その日の夕方*

私は、屯所前で高杉さんを待つ。

なぜかそんな私を見て、藤堂さんは泣きそうになってたけど。

ついでだから、私は藤堂さんに伝言を頼むことに。

「今日、友達と遊んでくるんで、帰ってくるのが遅くなるかもしれないです~って、副長に伝えといてください!」

告げると、藤堂さんはめちゃくちゃ悲しそうな表情カオになり、通りかかった永倉さんに肩を抱かれ、戻っていった。

もしかして…

藤堂さんは永倉さんとそんな関係なの!?

と妄想が擽られてしまう!

「団子娘、行くぞ」

高杉さんは相変わらず口が悪い。
紺の着物を着流していて、カッコイい♡

───なんて少しだけときめいた。

「此処だ、戻ったぞ!」

大きなお屋敷の前。

高杉さんが声をかけると、中から美青年イケメンが駆けてきた!
                   

Re: 乙女ゲーム的な日常…にならない!?  ( No.36 )
日時: 2018/11/25 19:19
名前: *叶* (ID: u5ppepCU)

「はじめまして。私は久坂と言います」

イケメンは、にこやかに自己紹介した。

私もあわてて、

「春香ですっ、よろしくお願いします」

久坂さんは高杉さんをじろじろ見て、

「高杉。こんなに歳の離れたおなごを妾にしようって…変態ですか?」
 
と、容赦なく言い放つ。

「黙れよ~、久坂ァ!」

と言いながらも、高杉さんはどこか楽しそうに言い返す。

なんだか、子犬のじゃれ合いみたいだ。
見てるだけで癒される。

「さぁ、春香さん。宴に行きましょうか」

久坂さんはニコッと、微笑みながら私の手を取り、中へと向かう。

後ろから、高杉さんが喚いているような気がしたけど無視スルーで。

そこからは、夢のように楽しい宴だった。              

Re: 乙女ゲーム的な日常…にならない!?  ( No.37 )
日時: 2018/11/25 21:20
名前: *叶* (ID: u5ppepCU)

高杉さんが浴びるほどお酒を飲み、久坂さんが慌てて止めに入った。

高杉さんはベロベロになりながら、私に近付いた。

「可愛いな…まさ」

ん?
まさ?
私は春香なのに?

どうやら高杉さん、よったせいで人違いしてるようだ。

と、いきなり私に覆い被さってきたのだから、ドキドキする…。

「高杉さん…?…っ!?」

首筋に、ちりっとした痛みが走る。

よくよく見れば、蚊が血を吸った跡のようなモノがついていた。

「ちょっとっ!?高杉さん!?」

これは流石に私も怒った。
しかし、彼はコクンと眠ってしまっていた。

はぁぁっ!?
こんなの副長に見つかったらどう弁解すれば切腹を避けれるのかな?

いつの間にやら降り始めていた雨の音が、耳に飛び込んだ。
              

Re: 乙女ゲーム的な日常…にならない!?  ( No.38 )
日時: 2018/11/25 21:31
名前: *叶* (ID: u5ppepCU)

久坂さんが高杉さんの頬をペチペチたたきながら、私に訊いた。

「そろそろ帰らないと心配されませんか?」

あっ!
そう言えば…いくら高杉さんのお友達とワイワイ喋って仲良くなってたら、時がたつのを忘れていた。

「ありがとうございます、では、またいつか!」

私は久坂さんに告げて、慌てて玄関を飛び出した。

「春香さん…遅かったですね」

角で、藤堂さんが傘を差して待っていてくれた!
有り難い。

傘に入れてもらい、とぼとぼと二人で歩く。

雨の所為か、寒い。

「くしゅっ!」

くしゃみをした私を気遣うように、藤堂さんが覗き込む。

「寒いですか?」

うなずきながら、ぼんやりと『馬鹿でも風邪は引くんだよな~』とか考えていると。

「これ、羽織ってください」

「えっ、良いんですか!?」

藤堂さんが羽織っていた着物を差し出した。
嬉しいけど…

「藤堂さんこそ大丈夫ですか?」

私の所為で風邪引かれたらこれこそ副長から大目玉喰らうんだけど。

「私は大丈夫ですっ!着て…ください」

藤堂さんは真っ赤になりつつ、私に着物を羽織らせてくれた。

───胸がキュン、としてしまった…藤堂さんの優しさに。

「されてばっかりじゃ私の名が廃るので、」

せめて、藤堂さんの助けになれば。

「傘、一緒に握ってますね」

ギュッと、藤堂さんの手の上に自分の手を乗せ、傘を握る。

「……嬉しい…ですね…」

藤堂さんのつぶやきが、微かに耳を擽った。

これなら乙女ゲームみたいな体験を得られるかも!?

思わず、グヘヘと笑ってしまった。