コメディ・ライト小説(新)

Re: 乙女ゲーム的な日常…にならない!?  ( No.80 )
日時: 2019/01/11 21:23
名前: *叶* (ID: H4NN94uP)

~女の子は何かを守るときは強くなる~


お千華ちゃんに訊いてみようかな、と思い立ち、私は団子屋に向かった。

何だろう?
不穏な雰囲気を感じる。
いやな予感が胸をくすぶる。

と…

「おらっ!壬生狼が出て来るまで人質だ!」

団子屋から三人の野蛮そうな武士が現れた。
真ん中には…!

怯えたように震えているお千華ちゃん!
その白い首筋に、刀の刃が向いていた。

これって!

新選組わたしらに対する嫌がらせ!?
人質ってことは、新選組を解散させるの!?

どっちにしろ、お千華ちゃんを救わなきゃ。

私は、武士たちの前に立ちふさがった。
              

Re: 乙女ゲーム的な日常…にならない!?  ( No.81 )
日時: 2019/01/12 21:21
名前: *叶* (ID: H4NN94uP)

「その女の子を放せ!」

私は力いっぱい叫んだ。
武士たちがお千華ちゃんをチラリと見てから、

「お前は何者だ?」

と私に訊く。

んー‥。
ここはハッタリか嘘でも吐くしかないな。

「私は、新選組副長、土方歳三の女だ!(※嘘)」

武士たちの顔つきが変わった。
2人が私を背後から羽交い締めにする。
もう1人はお千華ちゃんを手荒く放した。

「娘、壬生狼に伝えろ。お前らの女を捕らえた、返してほしくば廃屋まで来い、とな」

お千華ちゃんは目に涙を溜めたまま、こくこくとうなずいた。
それから私の方へ向き直って、口を開きかけた。

私は、それを目で制した。
ここでこいつらに聞かれたら困る。

お千華ちゃんはもう泣きそうだった。
けれど私にしっかりうなずいて、走り出した。

       *

【閲覧900突破!】

もう信じられないくらいです!
何度も言いますが!

本当にありがとうございます!

こんな駄作が900いけるのも読んでくださってる皆様のおかげです(*´ω`*)

ありがとうございます!!

これからもよろしくお願いします。
                         

Re: 乙女ゲーム的な日常…にならない!?  ( No.82 )
日時: 2019/01/14 08:00
名前: *叶* (ID: H4NN94uP)

うう‥寒い。

廃屋ゆえに隙間風が半端なく吹き込んでくる。
柱に縛られているから、逃げもできない。

武士たちは、よくわからない話を繰り返していた。
お酒も飲んでいるせいか、あたりが酒臭い!

「兄貴、この女、壬生狼が来なかったらどうする?」

武士の一人が私の方をチラッとみながら訊いた。

これは私にも関係があるので、私も耳を澄ます。

「来なかったら、島原にでも売りに行くまで」

兄貴分と思しき白の着物を着た侍が答えた。

「ギャハハ!だってよぉ、お嬢さん」

兄貴分の横で酒を呷ってた紺色の侍が言った。
こいつら‥!

縛られていなかったら、十中八九、私は殴りかかっていただろう。

「兄貴、こいつをもう籠に乗せときましょう」

「そうだな」

いやいやいや!
もう売られる前提だし!

縄をとかれ、逃げようと目論むも刀の刃を向けられ、大人しく用意されていた籠に乗った、そのときだった…!

「藤堂平助、参る!」

頼もしい声が聞こえてきたのは!

      *

【閲覧1000突破!!!】

みた瞬間、飛び上がりましたよ!

すごい伸びました(;゜ロ゜)

これも皆様のおかげです!

駄作ですが精進できるよう頑張ります!
ぜひこれからも読んでやってくださいm(_ _)m

よろしくお願いします!
         
                     

Re: 乙女ゲーム的な日常…にならない!?  ( No.83 )
日時: 2019/01/14 15:17
名前: *叶* (ID: H4NN94uP)

籠に乗せられているから見れなかったけど、白刃が紺色の侍に襲いかかったのはチラリと見えたような‥。

「ギャア!」

さっきまで嫌らしいことを言って笑っていたのに‥。

音で、5人ほど駆け込んできたのがわかった。

刀と刀がぶつかり合う、無機質な金属の音。
ドサッと倒れる音。

様々な音が溢れかえって‥。

「春香さん!大丈夫ですか!」

籠を開けたのは藤堂さん。
心配そうにこちらを見ている。

不謹慎だけど‥美男子イケメンに心配されるとちょっとムフフとしてしまう。

「はい、大丈夫で‥」

大丈夫です!と言おうとしたのに。
今更、怖さを実感した。
本当に、『今更』だなぁ─────。

足元がふらついておぼつかない。

「‥っ、あ!」

転けそうになった、そのとき。

「大丈夫ですよ‥負ぶいますから」

ふわりと藤堂さんに抱き止められていた。
うわっ、耳元でイケボがぁっ!!

めちゃくちゃ心臓の音が大きくなる。
聞こえてないと良いな‥。

藤堂さんに負ぶわれ、私はもうキュン死してしまう。
なんか‥あれだ!

「好きになっちゃいそうなんですけど‥」

藤堂さんに聞こえてないことを祈りながら、私は藤堂さんの背中に身を任せた。
                       

Re: 乙女ゲーム的な日常…にならない!?  ( No.84 )
日時: 2019/01/17 19:08
名前: *叶* (ID: mHaTlu7y)

side 藤堂平助

どどどどういう事だ!?

背中にある大好きな温もり。
春香さんの優しい声が、耳元を擽る。

「好きになっちゃいそうなんですけど‥」

顔に熱が昇る。

隣で原田さんがニヤニヤ笑いながら、

「なってしまえば良いのにな、平助」

と嫌らしく言う。
いつもなら、怒ってしまうけど。

今は耳にも入らない。

「好きですよ…」

春香さんや原田さんに聞こえないように呟いた。