コメディ・ライト小説(新)

Re: 乙女ゲーム的な日常…にならない!?  ( No.89 )
日時: 2019/02/03 21:23
名前: *叶* (ID: eVCTiC43)

飛んできた方向には、でっぷりとした大柄なおじさんが赤ら顔で立っていた。
その周りには何人かの男の人たち。

そしてその人たちは共通して、見覚えのある浅葱色の羽織を着ていた。

「てめぇっ!」

野太い声の男は刀を抜いて、おじさんたちの方へ斬りかかる。

でっぷりとした体型なのにだるまのようなおじさん(以下、だるま)はすばしっこく間合いから抜け出し、かわりに男を斬りつけた。

鮮やかな赤色。

だるまの動きを目で追っている間に他の奴らも斬り伏せたり、斬り伏せられたりしていた。

「女、無事か」

だるまは刀を懐紙で拭いながら、のっそりと近づいてきた。
んっ…存外、酒臭い。

「はい…」

だるまはおもむろに私の顔を覗き込み、

「なかなか可愛い顔をしてる…よしっ、ついて来い」

私の手を握り、ずんずんと歩き出した。

えっ…!?
これ、どーゆー事だ!?
私、何処へ連れてかれるの!?