コメディ・ライト小説(新)

Re: 乙女ゲーム的な日常…にならない!?  ( No.95 )
日時: 2019/02/13 21:23
名前: *叶* (ID: eVCTiC43)

「何って…決まってるだろ?」

お前をこの手にかけるんだよ、とゾッとするくらい冷たい目で。

「お前こそ何で此処にいる?」

土方さんは呆れたような憤っているような声で、そう訊いた。

「私は───」

芹沢に助けられたことを手振り混じりで言う。
その間、土方さんは無表情。

語り終わり、冷たくて重い沈黙があたりを包む。

「…出て行けば助かるぞ」

土方さんは顔を背け、冷たいトーンのまま、そう告げる。
よくよく見れば、その刀は少し汚れているような────まるで人を斬ったような。

「──────嫌です」

私は、掠れた声を振り絞って答えた。
此処で、逃げたくはない。

大好きな人の側に居たい、その一心で。
たとえその人が、『鬼』でも。
最後の一瞬まで居たい…!

キュッとなるくらい切ない気持ちが溢れた。