コメディ・ライト小説(新)

Re: 0刑事! ( No.1 )
日時: 2018/12/21 21:36
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

ここに来て早1ヶ月、今は12月だ。明華もかなり仕事に慣れてきた。

桃髪の男は菅野愛斗、黒いスーツを着た男は敷島勇正、どちらも明華の上司だ。
彼らと共に明華は資料を整理していた。
愛斗「また雷が鳴ってんのか…もう冬だぜ?」
明華「なんか最近多いですね」

突然、電気が消え停電した。明華は驚き棚に頭をぶつけてしまった。
明華の肩を隣にいた勇正が摩った。
勇正「大丈夫か明華」
明華「は、はい。すみません」
扉が開き懐中電灯を持った01係の係長、久坂 すがるが三人を見て胸を撫でおろした。
縋「よかった、こっちは無事らしいな。少し集合を掛けたい、上の会議室に大至急来てくれ」
愛斗「分かりました」

****
会議室には数人の01係の職員が集められた。
資料が分けられ縋が説明する。
縋「02係、職員で知久光流という男がいる。彼には雷獣が憑りついていて雷獣は彼の体を乗っ取ることを
望んでいたようだ。つい最近までは光流の精神で抑え込んでいたが…」
会議室の電気が一瞬消える。激しい閃光の後、体の芯まで届く落雷音が響いた。
縋「…光流の体が雷獣に乗っ取られ今、彼は暴れ回っている。02係と連携を取り大至急雷獣を止める!」

明華「あの、02係って?」
驚いた顔をした愛斗だったがそのうち「そっか」と呟く。
愛斗「明華はつい最近ここに来たもんな。02係は簡単に言えば戦闘員の集団だ」
明華「つまり戦闘のプロ?」
愛斗「そういうことだ」

縋「明華、初仕事がこんなことですまない。が、困ったら愛斗を頼ってくれ。愛斗、彼女のことは
頼んだぞ」
愛斗「了解、了解」

Re: 0刑事! ( No.2 )
日時: 2018/12/21 22:25
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

明華「うーん…ゴム手袋とかしたほうがいいのかな…」
愛斗「ゴムは電気を通さないから、か?そうだ、明華は何か能力を
持ってんのか?」

愛斗の質問に明華は少し息を吐く。
明華「あーいや…私は幽霊が見えるだけですから。能力なんて…」
愛斗は意外そうに反応した。
愛斗「そんなに霊力あるくせに能力持ってないのかよ?」
明華「あ、でも金属もいいのかな~」
愛斗「おい、勝手に話を逸らすな」

???「菅野愛斗と重音明華ってのはお前らか」
タバコを吸っている赤いネクタイをした男が二人に話しかけた。
???「…合ってたみたいだな。俺は02係の金山 ゆうだ」
愛斗「あーアンタか。俺たちに同行する02係ってのは」
金山は金属に術をかけ硬化させるというもの。彼の身に着けているモノには
見えないが金属が練り込まれているので全身を硬化させることが可能だ。
明華「…優さん、その光流さんから雷獣を引き剥がすこととか出来ないんですか」
優「無理だ。雷獣と光流は強く繋がってる。引き離せば光流が危ない」
雷獣を光流から引き剥がすという案は呆気なく却下された。
優「雷獣をもう一度、光流の中に封印するぐらいしか俺には案がない」

Re: 0刑事! ( No.3 )
日時: 2018/12/22 22:31
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

近くに雷が落ちた。優が小さく来たと呟く。
???「お前ら霊能力持ちだな?ちょっと遊んで行けよ!!」
優「来やがったな。光流を乗っ取った雷獣」
愛斗「マジで?あれかよ。なんか攻撃しにくいな」

愛斗は桃色の髪を掻いた。優の右脚の膝辺りまで、模様が浮き出る。
知久光流の体の所有権を握った雷獣が腕に雷を纏い優を狙う。
優も一発で仕留めるためにギリギリまで彼を引き付ける。
雷獣の拳と優の前蹴りがぶつかった。その後も攻撃の連続だ。
そのうちに愛斗はあることを戦闘手段を持たない明華に伝えた。
明華が走り出す。

雷獣「ここまでやるとはな。やるじゃねえか」
優「そりゃどうも。ちゃっちゃとその人の体を返してくれねえか、そして
二度とその人を苦しめるなクソ野郎」

優が低い声で言い放った。
****

明華は02係と連絡をしていた。02係の係長、渡井 しんが電話相手だ。
信『確か君は01係の新人さんのはず…どうやって僕の連絡先を』
明華「愛斗さんと優さんです。今、二人は光流さんと戦ってます。私は
戦闘手段を持っていないのでここに人手をください!」
信『分かった。なるべく急いでそっちに02係の職員を向かわせる。こういった
仕事は02係のほうが慣れてるからね。職員が辿り着くまでどうにか
そこに留めていてくれ』
明華「分かりました!」
電話を切り、明華は何度も落雷している場所を見つめた。

無事でいてください二人とも!

Re: 0刑事! ( No.4 )
日時: 2018/12/22 23:32
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

愛斗の能力は10m以内にいる霊や霊能力者にかかっている重力を増加する
力だ。
優「重力の重さはお前がどれだけ人を愛してるかによるだったか。大した
愛情だ。指一本、動かせない」
優は四つん這いになり重力に耐える。同様に光流の体を使っている雷獣も
どうにか重力に逆らおうとしている。
雷獣「クソ…なんだこれは!?愛斗というたな!?貴様、無事で済むと思うな!」
愛斗「やっべ、なんか怒らせちまったかも」
優「勘弁してくれ…俺は、動けねえぞ!!」

雷獣が帯びている雷がバチバチと音を立てる。雷獣が大きく咆えた。
同時に帯びていた雷が放電され愛斗と優の体を掠り、服を焼く。
???「能力を解け!愛斗!」

その声で愛斗は能力を解いた。振り向くと息を切らした明華と数人の職員。
雷獣「うっ!なんだこれ、氷!?」
雷獣の全身が凍っていた。銀髪の男、白木フユトの力だ。彼は01係。
更に雷獣が苦しみだす。白木の後ろに立つフードを被った男、
篠田イヅルが操る糸に明華は少し電気対策をしている。
イヅル「言っておくけど、ゴムが練り込んである糸だから電気は無理だよ」
優「飼い犬は飼い犬らしく飼い主に従ってりゃあいいんだよ!」
氷ごと優は硬化した右脚で雷獣の首筋を蹴り上げた。

雲が晴れる。光流の体が前のめりに倒れた。
明華「雷獣は…諦めたんですかね?」
イヅル「そうなんじゃね。とりあえずは一件落着だろ」
フユト「まぁ優の手痛い一撃を喰らったんだ。雷獣も暫くは大人しくしてる
だろうよ」
優は光流を担いだ。

Re: 0刑事! ( No.5 )
日時: 2018/12/22 23:39
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

光流は目を覚ました。
自分は何をしていたのか、よく分かっている。

優「よぉ目ぇ覚めたか、光流さん」
光流「優か。すまなかったな」
光流は優を見ながら謝罪する。
優「気にすんな。限界があんのは当たり前のことだろ」

優がタバコを口から離し、笑った。それに釣られるように光流も笑った。
****

縋「光流が目を覚ましたようだ」
それを聞き全員が喜びの声を上げた。縋も微笑んでいる。
愛斗「いやぁめでたし、めでたしだな」
明華「そうですね」

二人もそんなことを話しながら笑っていた。

Re: 0刑事! ( No.6 )
日時: 2018/12/23 09:03
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

愛斗「勇正、明華ってなんか不思議だよな」
愛斗は椅子に腰かけくるくると回りながら隣でパソコンと向かい合っている
勇正にそう聞いた。
愛斗「アイツ、かなり霊力持ってるぜ?なのにただ見えるだけって」
勇正「そういう体質なんじゃないのか」
愛斗「そういうもんかね~」
勇正「知らねえよ」

愛斗の頭に筒状にされた新聞紙が置かれる。上を向くと息を吐いている
縋が彼を見ていた。
縋「こら、仕事をさぼらない」
愛斗「おっすおっす、ってか係長も不思議に思わないんすか?明華の事」

縋が顎に手を当てる。
縋「どうだろう。もしかするといつの間にかっていうこともあるかもね」
愛斗たちは首を傾げる。
縋「彼女自身が知らないだけで能力を持ってるかもしれないってことさ。
まぁ彼女のことは彼女しか分からないから確証はないけど」
****

明華のくしゃみが廊下に反響する。明華の隣にいる男、明石七夜が
彼女のほうを見た。彼も明華と同じ01係で彼女より一年前にここに
来ている。

七夜「明華ちゃんは凄いよ。係長も驚いてる」
明華「そうですかね?私あの時、言われたことをしただけですけど…」

Re: 0刑事! ( No.7 )
日時: 2018/12/23 09:28
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

01係の元に人食い狐の男がやってきた。
縋「妖狐、ですか。もしかしてお稲荷様ですか?」
狐「そうじゃ。ちょっとばかし気になる娘をたまたま見つけてのぉ」
狐は明華を指差した。
縋「明華ちゃんですね。でも彼女だけが目当てではないでしょう?」
狐「鋭いのぉ、儂はちっとばかし腹が減ってるんじゃ」
愛斗「おいおい、ここはレストランじゃないんだぜ?それにお稲荷さん
だろ?祀られてんならお供え物とかでいいんじゃね?」
縋は椅子から立ち上がった。

縋「じゃあ食堂を借りて皆で何か作りましょうか」
全員が驚き声を上げた。
****

食堂では01係が料理をしていた。いなり寿司なら簡単にできるだろうと
いうことで全員で作ることにした。
縋「結構出来ましたね。じゃあこれを皿に盛り付けて彼に渡しましょう」
明華「そうですね!にしてもいなり寿司を作ったのは久しぶりです」
七夜「久し振りって言うと作ったことがあるのか?」
七夜の質問に明華が頷いた。
明華「小さいときに母親と一緒に作ったんですよ」

一人一皿持ち、テーブルに並べていく。狐は目を見開き嬉しそうに笑った。
狐「昔は子どもたちがよくこれを持って儂のところに来ていたんじゃが
最近の子は来なくてのぉ。久しぶりじゃ、これを食べるのは」
明華「だからお腹が減ってたんだね」

****
狐「世話になったの、人間。儂は神社に帰るとする」
縋「えぇ、お元気で」

01係は彼を見送った。

Re: 0刑事! ( No.8 )
日時: 2018/12/23 10:09
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

明華たちの元に小さな一匹の幽霊がやってきた。
明華「えっと座敷童、どうしたの?私のところに来て」
座敷童「あのね、おねーちゃん!大変なの」

小さな手をバタバタさせる。座敷童の話を聞くと全員がざわめきだす。
縋「馬鹿な、七夜が暴走!?」
縋の近くに置いてある電話が鳴り彼は電話を耳に当てる。
信『オイこれ全員に聞こえてるんだろうな!?』
縋「えぇ、そんなデカい声で話さなくていい。信、そっちにも童の霊が
来てるんだな?」
信『あぁ』

縋は話をつけ、立ち上がった。
縋「座敷童、七夜のまぁ魂はここにいるが体は何処に行ってるのか
分かるかな」
座敷童はブンブンと首を縦に振る。
座敷童「あのね、あのね!他にも仲間がいるから座敷童のにーちゃん
ねーちゃんたちを七夜から引き剥がして成仏とかさせなきゃいけないの!
私もちゃんと成仏するよ!七夜のためだもん」
明華は座敷童の頭を撫でた。
明華「ありがとう。係長、私、この子のためにも七夜さんのためにも
色々頑張ってみます!」
縋「分かった。頼むぞ、すぐに応援も行かせる」

Re: 0刑事! ( No.9 )
日時: 2018/12/23 10:33
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

座敷童「おねーちゃん、大丈夫?」

暗い瘴気が漂う林を座敷童と共に明華は歩いていた。
明華「大丈夫だって。ねぇ、座敷童。七夜さんの魂は…」
座敷童「あのね七夜の魂、モッケたちが無理矢理引き剥がしちゃったせいで
少しだけ小さくなっちゃったんだ。にーちゃんねーちゃんたち、悲しそうで」

少し開けた場所に来ると青い人魂と小さな座敷童たちがいた。
彼らは明華に抱き着いてきた。
「おねーさん、七夜のお友達?」
「ごめんなさい。おとなにふくしゅうすることばかり…」
明華は首を振った。
明華「何が過去にあったのかはいいの。資料で目を通したから、大昔
飢饉が起こって生まれてきた子どもを殺していた。今の時代も殺してはいないが
事故死とかが増えてるんだよね。大丈夫だよ、それよりも…」
明華は人魂に近寄った。明華が人魂の七夜と何かをボソボソ話している。

「おねーちゃん、七夜と話せるの?」
明華「ん?うーん…私から一方的に言ったから分かんないよ」
でも、と明華は一つの人形を人魂に近付け明華は奥に進んだ。

Re: 0刑事! ( No.10 )
日時: 2018/12/23 15:39
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

七夜の魂を体から無理矢理追い出し体の所有権を握った彼の能力のモッケは
01係の常葉秀太朗と02係の金山優、01係の敷島勇正を相手していた。

優「オイオイ、タフすぎじゃねえか?」
勇正「七夜さんよりも能力を理解している、回復力が高すぎるんですよ」
常葉「相手も七夜を返す気はこれっぽちもないみたいだし…なんか攻撃
できないんだよなぁ…」
モッケ「やっぱり優しいね刑事さん。そうだ!俺たち七夜の中から
見たんだ!すごく高い霊力持ってる七夜の後輩の女の子、なんて言ったかな?」
モッケが首を捻る。

優「…重音明華、か」
重音明華という名前を聞きモッケは相槌をうつ。
モッケ「そう!明華!会って話がしたいな~」
優「お前にはまだ会わせられねえな」

優がモッケとの距離を詰め右脚を振り上げかかと落としのモーションを取る。
一瞬の隙をつき、優の態勢をモッケが崩しタックルを仕掛け優は背中を
ぶつける。
常葉「金山!モッケ、テメェ」
モッケ「この体がなくなったら七夜は死んじゃうよ?」
そこを指摘され常葉が唸る。モッケが笑みを浮かべ優の体を地面に
叩きつけ踏みつける。
モッケ「ねぇなんでさっきすぐに脚を振り下ろさなかったの?隙を
作らずに振り下ろしてれば倒せたのに」
優「そ、れは…」
モッケ「手加減してるんだね」
優の体が地面にめり込んでいく。勇正たちが動く前に遠くから足音が
聞こえた。
???「こぉぉぉんの―――!!!」
遠くから鞄が飛んでくる。モッケはそれを少し体を反らして避ける。

Re: 0刑事! ( No.11 )
日時: 2018/12/23 15:57
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

現れた明華は息を切らしていた。走ってここまで来たのだろう。

明華「これ以上、傷つけないでください」
モッケ「あ!君が七夜の後輩の女の子!」
明華「素直にその体を本来の所有者へ戻してください。そうすれば
この子たちが消えることもないよ」
署内にいた座敷童とその仲間たちが明華の後ろにいる。
モッケが一歩後ろに下がり明華が一歩前に出た。

明華「ここにいる子たちは七夜の体を乗っ取り昔に貴方たちを捨てた
家系を潰すという考えに反発し貴方に無理矢理追い出された子です!
この子たちは私たちの味方ですよ」

自信に満ちた明華の笑みにモッケが額に汗を流していた。
座敷童「私たち、このおねーちゃんたちに協力する!七夜も助けるもん」
座敷童は明華の服の裾をギュッと握る。モッケが首をブンブンと横に振る。
モッケ「大人の言うことなんて聞くな!おとなは僕たちを殺した!」
座敷童「このおねーちゃんは優しいもん!」

二人がいがみ合う中、明華が静かに呟く。
明華「最低」

明華「全部聞いたよ。ホントに貴方たちも含めて皆、七夜さんのことが
大好きなこともね。でもね大好きな人の体を無理矢理奪って悪用するのは
よくないかな」

明華の後ろにいる座敷童たちの体が光り出す。
座敷童「刑事のおねーちゃん、七夜のことお願いね」
明華「大丈夫、任せなさい!」
モッケ「やめろ…やめろ!!大人のいうことなんか聞くな!!!!」

涙目になりモッケが叫ぶ。座敷童たちが一人ずつ消えていく。

Re: 0刑事! ( No.12 )
日時: 2018/12/23 16:08
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

モッケの力が半分ほどに削れる。
???「モッケ」

明華の横を通り、白髪の男がモッケと向かい合う。人形を依代にしている
七夜本人だ。
モッケ「し、七夜…」
七夜「復讐だとかそういうことはやめるんだ。俺の体で悪いことは
しないでくれ、さっき消えたねーちゃんたちの犠牲を無駄にしないでくれ」

モッケの力がどんどんと弱まっていく。
モッケ「ぼ、僕たちはおとなの言うことなんか!!」
ついにモッケのみとなった。他の座敷童たちは成仏したのだ。
モッケが七夜の体に倒れ込み涙を流す。

モッケ「ごめんなさい…ごめんね七夜!!」
白髪の人形が力を無くして倒れ、モッケも赤髪から黒髪に戻り前のめりに
倒れた。

優「やったな。じゃあ87キロをどうにかして署まで運ばないとな」
明華「人のことを体重で呼んだよ、この人」
勇正「明華、一体どんな手を使ってあんなたくさんの座敷童たちを
納得させたんだ」
明華「どんな手って汚いセコい手は使ってないってただ土下座しただけ」
優「土下座って…こんな地面に頭伏せて土下座したのか」

Re: 0刑事! ( No.13 )
日時: 2018/12/23 16:34
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

事件解決の一週間後、01係の部屋の隣で眠っていた七夜が目を覚ました。
あの事件のとき魂だけになった七夜と明華は会話を交わしていた。
縋「七夜、目を覚ましましたか」
七夜「係長。すみません何か色々迷惑かけちゃって」

七夜は申し訳ない気持ちで一杯だった。
縋「いいや無事であるならそれでいいさ。で、もう体は大丈夫なのか?」
七夜は頷いてベッドから降りた。
****

01係の部屋の扉が開き、一人の男が苦笑しながら入って来た。
七夜「えっと…ただいま?でいいのかな」
勇正「七夜さん、よかった」
縋「お帰りだな、七夜」
愛斗「七夜さん、おはようございます!」

明華「無事でよかったです、七夜さん!」