コメディ・ライト小説(新)

Re: BRAVE BOYS ( No.1 )
日時: 2019/02/07 22:39
名前: ブラー (ID: 1866/WgC)

プロローグ


この世界には、言い伝えがある。

螺旋の塔に突き刺さりし楔が抜かれし時、悪の魔王蘇りてこの世界に恐怖と絶望をもたらさん。

それは、この世界が終末を迎える時なり。

最初こそ、螺旋の塔などという存在もしない塔などの言葉により、ただのおとぎ話だと一笑に伏されていた。

だが、その言い伝えはある時より現実味を帯びる。

突如、どこからともなくモンスターの軍団が現れ、瞬く間に世界を混乱に陥れたのであった。

そして、モンスター達は口々に言う。魔王が自分達に闇の力を与えてくれる、と。

言い伝えは現実のものとなったのであった。人々は、絶望に屈するしかなかった。

だが、人々は思い出す。その言い伝えには、続きがあったことを。

異世界より来る勇者達が、魔王を打ち倒す。それが言い伝えの続きであった。

人々は、その一縷の希望にすがる。勇者が希望をもたらしてくれることを信じて。