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コメディ・ライト小説(新)
- Re: 作家異世界物語 ( No.2 )
- 日時: 2019/02/14 18:21
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
森を進むと綺麗な歌声が聞こえた。その声に引き寄せられるように
木々の間を通り抜ける。半透明の女性がハープを弾いている。
ミヤ「あのぉ…」
???「まぁ…あの人そっくりね」
ミヤは首を傾げた。ミヤはルルに視線を向けるも彼も首を傾げた。
女性は静かに笑った。
???「私は森を管理する者エリーダです。ミヤさん、ルル、貴方たちの出会いの
瞬間を私は知っています」
ルル「エリーダさん、ここに村とかはないのか?流石に野宿は良くないと
思って…よかったら教えてもらえませんか?」
エリーダ「いいですよ。私から彼らに貴方たちを紹介しておきます」
エリーダに道を教えてもらい、ミヤとルルはその道を歩いていく。
管理された道を辿っていくと小さな村が見えた。その前に誰か立っている。
ルル「あそこにいるのって…村の人か?」
ミヤ「かな?とりあえず声を掛けてみよっか」
ミヤはルルを抱いたまま村の前に立っている男に声を掛けた。まず自分の
名前を言ってエリーダから案内されてここまで来たことを伝えた。
男の首筋や額から花が咲いている。変わった姿だな、とは思ったが
ここが異世界である以上、そういう種族がいても不思議ではないと
考え直した。男の名前はクチナシと言い用心棒などをして生計を立てている。
クチナシ「スライムを連れた人間ねぇ…それも森の管理者と出会って
話もしたと…あの人もアンタに何か感じたのか?まぁいいや、とにかく入れよ」
ミヤ「(良かった何事も無く入れそうだね)」
ルル「(そうだな)」
クチナシが刀を抜いた。ミヤとルルは首を傾げた。
クチナシ「ただし俺を納得させてからな」
ルル「ミヤ、やるしかないみたいだぞ」
ミヤ「分かってるよ」
ミヤとクチナシ先に動き出したのはクチナシだった。
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