PR
コメディ・ライト小説(新)
- Re: 作家異世界物語 ( No.3 )
- 日時: 2019/02/14 21:21
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
容赦なく振るわれる刀を持ち前の直感でミヤは躱す。
スキル【第六感】
クチナシ「避けてばっかり…女じゃ相手にならねえな」
ルル「あ、ちゃんと初対面でも女だって分かる人もいるのか」
ミヤ「どういう意味!?」
ミヤは刀を躱しながら叫ぶ。そりゃ中性的だって自覚はしてるけども…。
刀を目前まで近づけ躱しクチナシに隙が空いた。
ミヤ「即席だけど…ルチェ・ソラーレ!」
ミヤが片手を前に突き出すと光がクチナシを呑み込む。必殺の技ではない
必中の技それがミヤが即席で作った魔法第一号ルチェ・ソラーレ。
クチナシ「刀じゃ防ぎきれないか!でも痛くも痒くもないな」
ミヤ「そりゃそうだ。これは必殺の技じゃない必中の技だからね」
ヨロヨロとクチナシが後ろに下がり地面に座り込んだ。ミヤは彼に手を
貸し、彼もその手を取り立ち上がった。
ルル「じゃあ俺たちがここを通ってもいいよな?」
クチナシ「あぁ、自分で言った以上はな」
ミヤとルルは村に入った。
???「クチナシ、ちゃんとお客様は連れてきたかい?」
クチナシと同じように体のあちらこちらに花が咲いている男が姿を見せる。
クチナシ「親父…」
ミヤ「く、クチナシのお父さん!?こんなに若いのに!」
ルル「クチナシは花憑族、自身に植物を植え付け人間離れした身体能力や
長寿を手に入れたんだ。だから年老いても若い奴なんていっぱいいるぞ」
???「私はツツジという。よろしく頼みます、ミヤさま」
ミヤ「さま?って…??」
ツツジ「さっきエリーダさんが来て貴方をここの村長にすると皆に
宣言しました」
ミヤ「(なんて人だ)」
ルル「(本人の許可を取らないんですね…)」
PR