コメディ・ライト小説(新)

Re: 作家異世界物語 ( No.4 )
日時: 2019/02/15 18:25
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

ミヤ「そういえばエリーダさん初めて会ったときにあの人そっくりって
言ってたけど…誰なんだろう?」
ミヤはふと思い出した。この屋敷もその人の場所だったらしいし…。
ルル「それは俺も詳しくは…ただ一つだけエリーダさんが惚れた男のことは
聞いたことがあるな」
ミヤ「惚れた…惚れた!?」
ミヤは思わず二回聞いてしまった。
ツツジ「ルルさんは本人から聞いたようですね」
ミヤ「あ、ツツジさん!」
ツツジ「ミヤ様をそのまま性別をひっくり返したような容姿をしていたのは
事実ですよ。エリーダさんが唯一恋をした方がその男リグでした」
ツツジから話されたリグと言う男、本当にミヤを男にしたような姿だった
ようだ。だが彼も人間、寿命で死んだという。
ツツジ「この辺りでリグさんと関わりが深かったのはシェイルさんでしょう」
ルル「シェイル?この辺りにそんな奴が住んでるのか?聞いたことないけど」
ツツジ「過去で色々ありまして…一人でポツンと住んでいるんですよ」
そのシェイルと言う人物は村の後ろ北側にある小屋に住んでいると
説明されミヤとルルはその場所を目指す。
ルル「ミヤ、そのリグって男のことが気になるのか?」
ミヤ「なんとなくね。ほら分かることは分かった方がすっきりするでしょ?」
ルル「ま、まぁそうだけど」
ミヤはスタスタと歩いていく。彼女の第六感は何かを感じたのだろう。
ミヤはその小屋に到着した。ドアの扉を三回ノックする。
ルル「…留守か?」
ミヤ「うん…お出かけ中、かな?」
ミヤは留守だと判断した。今すぐ知りたいわけでも無い、このぐらいの
距離ならいつでも来れると思い踵を返し戻ろうとしたとき。
???「珍しいのぅ…客かい?それとも迷ったのか?」
褐色肌の鬼が笑みを浮かべて声を掛けてきた。