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コメディ・ライト小説(新)
- Re: 作家異世界物語 ( No.5 )
- 日時: 2019/02/15 19:48
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
年寄り口調だが別にヨボヨボなお爺さんというわけではなく20代前後の
細身の筋肉質な男だ。てっきりどの種族も魔力は持っているモノだと
思ったが彼の家系は魔力を持たないらしい。
ミヤ「…」
ルル「…」
シェイル「なんじゃ?儂は鬼じゃが人は喰わんぞ?そんなに硬くなるな」
ルル「シェイルはどうしてここに一人でいるんだ?村に来ればいいのに」
ルルは窓の外を見た。シェイルは哀しそうな顔をした。
ミヤ「ここにいてつまんないなぁって思わない?良かったら村に来なよ!」
シェイル「昔にもそんなことを言われたのぉ…じゃが儂のしたことは
許されることではないんじゃよ…そういえばお前さんミヤと言ったな?
ソックリじゃなぁ声も姿も性格も…」
ミヤ「あの私たち私のそっくりさんリグって言う人のことを聞きたくて
ここに来たんですけど」
シェイル「儂は一度リグと戦ったことがあるんじゃ…」
ルル「そうなのか?」
シェイル「あの頃は暴れてたからのぉ…最初は儂だって押して負ったが
あっという間に逆転負けした…その後にさっきと同じことを言われたんじゃ
俺の村に来ないか、とな…村じゃあの男は寿命で死んだと言われているが
儂はそう思わん…お前さんと出会ったのも何かの縁、何かあったら儂も
手伝おう」
ミヤ「マジですか!助かります、じゃあ今日は帰りますね」
ミヤとルルをシェイルは見送った。
エリーダ「シェイル…どうしました?」
シェイル「エリーダ…お主」
エリーダ「私はリグの、ミヤの意見を尊重します。もう貴方の過去は
いいのですよ。ゆっくり忘れていきましょう。私からミヤのことを
頼みますね」
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