コメディ・ライト小説(新)
- Re: 作家異世界物語 ( No.7 )
- 日時: 2019/02/15 22:17
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
紫髪の女が槍で連続突きを放ってくる。それを躱しながら隙を伺い
槍の柄を掴み術を使う。
ミヤ「拘束の鎖"カテーナ"」
紫髪「何ッ!?」
彼女は力尽くで鎖を破ろうとする。だが無駄、相手の力に比例して
鎖の固さは変わってくる。ルルとミヤは少し目合わせしてミヤが
後ろから刺された。青髪の男と白髪の男の刀が彼女を貫いたはずだった。
桃髪「さ、下がってください!それは「ダメじゃぞネタ晴らしは」
桃髪の少女の口元をシェイルが塞いだ。ミヤの体が解け水色のスライムが
二つに分かれすぐに合わさる。
ミヤ「重圧結界」
ルル「およ?いつの間にそんな術を?」
ミヤ「ついさっき。これで3人、そろそろちゃんと落ち着こう」
ミヤが指を鳴らすと鎖と結界が解けた。
赤髪「…情けか?命取りになるぞ」
ミヤ「そりゃ知ってます。でも大丈夫、頼れる人がいるからね。それに
貴方たちは根っからの悪人ではない…寧ろ悩みがあったのでは?」
桃髪の少女が赤髪の男の服の裾を引っ張り頷く。
桃髪「あの人は村を襲った人物とは違います」
シェイル「おぉやっと分かってくれた。ほれ若様、言うたであろう?」
紫髪の女はシーナ、桃髪の少女はオウカ、赤髪の男はコージ、
青髪の男はソウゲツ、白髪の男はシラツユというらしく彼らの
住んでいた村は一人の魔人の軍によって滅ぼされたという。
その魔人とミヤを勘違いしていたらしく彼らは彼女に謝罪した。
オウカ「シェイルさんは何故今まで村に帰ってこなかったのですか?」
シェイル「まぁちっと用事があったんじゃよ。にしてもオウカもコージも
大きくなったのぉ…それだけ時間が経ったということか」
シーナ「にしてもシェイルは本当に魔力が無いのですね。少しも
感じられません」
シェイル「当然じゃ。じゃが力では負けるつもりはないぞ?」
コージ「そうかシェイル殿は村一番の力持ちでしたね」
ミヤ「魔力が無い代わりに怪力ってこと?」
シェイル「そういうことじゃ村での主な仕事は力仕事じゃったしな」