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コメディ・ライト小説(新)
- Re: 作家異世界物語 ( No.18 )
- 日時: 2019/02/19 21:14
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
ソウゲツ『ミヤ様、一人の男がミヤ様とお話がしたいと来ているのですが
どうしますか?』
ミヤ「(=え?えっと…何方?=)」
ミヤにソウゲツは離れた場所から念話してきた。
ソウゲツ『傭兵だと言っています。それ以外、口を開こうとしないので…』
ミヤ「(=分かった。通していいよ=)」
門の近くでは赤髪の男をソウゲツがミヤのいる場所まで案内している。
その男ルイは「誰に雇われたのか」という質問は受け流す。そして
目的も「傭兵って言ってんだから分かるだろ」などと言って詳しくは
言わない。
ソウゲツ「ここにミヤ様がいる。彼女に何かしてみろ、お前の首が
飛ぶことになる」
ルイ「それだけの人物ってワケか…まぁ何もしないから。それとそのミヤと
俺だけにしてくれ、中に誰も入るな」
ルイはそれだけ言って部屋に入った。
ルイ「傭兵ルイ、まぁよろしく頼むよミヤさん?」
ミヤ「あ、はい。あの私にどんな用があるんですか?雇った覚えも無いし…」
ルイ「俺を雇ったのはアンタじゃないのは当たり前だ。俺を雇ったのは
アンタそっくりの男さ」
その言葉に微かにミヤが反応する。その人物には少し探りを入れていた。
ミヤ「その男の人って…」
ルイ「ネタ晴らしはするなとキツく言われている。細かくは言えないが
アンタの敵ではない。なんたって依頼内容は期日無しの仕事だからな」
いつの間にか太陽は沈みかけていた。赤い夕日の光が二人を照らしている。
ルイ「アンタのサポート及び護衛…あ、勘違いするなよ?別にアンタが今
従えている奴らが能無しとは思っちゃいねえからな?」
ミヤ「わ、分かってるって!寧ろそれが本心だったら私は堪忍袋の緒が切れ
てるだろうし…」
ルイ「ってことでこれからこの辺りに住まわせてもらうから」
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