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コメディ・ライト小説(新)
- #1 であい ( No.1 )
- 日時: 2019/02/21 17:23
- 名前: 空巫女 (ID: Kr7lbJGs)
<#1 であい>
私、白鳥千影は日本人とアメリカ人のハーフなだけの普通の女子高校生である。
これはある初夏の下校での出来事。
私は親友の古波蔵紅実と一緒に道を歩いていた。
「なぁ、千影。あれって猫か?」
紅実が公園の方向を指指す。
その方向には水色の猫らしき生き物が。私達は、猫らしき生き物に近づく。
「猫.....?変異種かしら?」
「変異種でも流石に水色はおかしいだろ」
それもそうか。じゃあ何なんだろう。もしや新種の生き物?
「ねぇ、この子どうする?放置するのも可哀想だし...」
首輪とか着いてないし、色が水色なのもあって、恐らく野良猫だろう。
「飼えば?」
「“飼えば”って簡単に言うわね....里親が見つかるまでならいいけど...」
私はため息を吐き、紅実に提案をする。
「なら決定だな!そいつの里親が見つかるまで、千影が世話をするってことで!私は帰る!」
紅実はそう言うと、逃げる様に走っていった。いや、逃げる様じゃなくて逃げたな、これは。仕方ない。自分で言い出した事だし暫くは飼うか。
紅実が去って数分後。私は猫らしき生き物を抱っこしようとすると、生き物は警戒することなく、素直に抱かれた。私は生き物が暴れないのをいいことに、小走りで家へと向かった。
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