コメディ・ライト小説(新)

#4 じゅうじん ( No.4 )
日時: 2019/02/21 19:31
名前: 空巫女 (ID: .1MHnYLr)

<#4 じゅうじん>

「千影、どうしたの?悩み事?」
「ええ、学校について、どうするべきか迷ってるのよ...」
時が7時を過ぎた頃。私達は朝食を食べ終えた。幸い、家が学校に近いので家を出るのは7時半でも充分だ。
「なら、連いてく。転校生ってことにすれば..」
「軽く言うけどね...転校するにしても戸籍とかないでしょ。あと学校とか知っているのね...」
「問題無いよ。それは私の力で何とかなる。学校とかの知識があるのも私の力だよ。」
何それチート。
「信じて、いいの?」
「もっちろん!私達、人に化ける事のできる動物を“獣人じゅうじん”っていうんだけどね、獣人は生活知識とか元から備わってるし、生活に必要な事は多少強引に用意できるんだ。戸籍なんかも、ね。」
それから、色々獣人について聞いた。自由に人と獣の姿を変えれる事とか、耳とかは消せるとか、猫以外にも犬とかいるとか、クラスは私と同じにするとか。
「って、話してたらもう時間じゃない!海猫、行くわよ!」
私は海猫の手を引っ張り家を出る。
制服や鞄なんかも、獣人の力で用意したから問題無い。