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ピンク色いろの桜さくらがはらはらと散ちる。
地じ面めんは真まっピンクで周まわりは入にゅう学がく式しきって感かんじだ。まさに今いま、高こう校こうの入にゅう学がく式しきなのだ。
キキ、キキィ＿＿＿
いかにも金かね持もちが乗のってそうな高こう級きゅう車しゃから1人ひとりの美び少しょう女じょが降おりてきた。
｢ここが原はら川がわ高こう校こう？｣
サラサラとした黄き色いろの髪かみとはちがい、茶ちゃ色いろの綺き麗れいな瞳ひとみが特とく徴ちょう的てきなお嬢じょう様さまだ。
｢はい、そうです｣
あの後うしろにいるスーツを着きた人ひとがひつじ？って言いうだよね
｢じゃあ、私わたしはこれで。｣
ひつじさんが丁てい寧ねいにお辞じ儀ぎをする
｢んあぁ、ありがと。ばいばーい｣
お嬢じょう様さまと言えないほど軽かるいノリで手てを振ふった。
普ふ通つうなら｢えぇ、ありがとう。またお願ねがいするわ｣とか。こんなんじゃなかった！？...って、ここの高こう校こう送そう迎げいダメなんじゃ...
｢こら！！この高こう校こうは送そう迎げい禁きん止しです！｣
先せん生せいがお嬢じょう様さまの前まえに仁に王おう立だちで腰こしに手てを当あて怒ど鳴なった
｢何なに言いってるの？大だい丈じょう夫ぶ？｣
お嬢じょう様さまピンチっ！！先せん生せいに向むかってタメ口ぐち？
｢ちょ、ちょっと...｣
あっ...つい話はなしかけてしまった
先せん生せいは私わたしを睨にらむように振ふり返かえった
｢なんです？？！｣
｢いえ、あの...お嬢じょう様さま｣
｢んー？｣
サラサラの髪かみにはバラの匂においがして...ってそんな場ば合あじゃなくて
｢逃にげろーーー！｣
お嬢じょう様さまの手てを引ひっ張ぱって会かい場じょうに向むかった