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｢えええええええっ！｣
｢ちょちょっと、離はなれなさいよっ｣
リリカが隆哉りゅうやと女おんなの子こを引ひき離はなす
女おんなの子こは怒おこって悪口わるぐちを言いい出だした
｢いてっ、何なにすんだよBBA｣
｢BBA！？あんたの方がBBAですぅ〜｣
｢うっせーよ、BBA｣
よし、この2人ふたりが言いい合あってる間あいだに聞きくか...
｢隆哉りゅうや｣
｢なんだ？｣
え？隆哉りゅうや？キスされたのに顔色かおいろ1つ変かえずに無表情むひょうじょうのままでいる
そんな隆哉りゅうやが少すこし恐おそろしい
｢あの女おんなの子こなに？｣
｢あいつから聞きいた方ほうが早はやい｣
数分後すうふんご＿＿
女おんなの子こは縄なわで手てを後うしろで結むすばれて座すわらされた
｢リリカ...やりすぎだって｣
｢...だって、この女おんながあたしに変へんな口くち聞きくからぁ！｣
と言いいながら、女おんなの子こに指ゆびを指さして怒鳴どなった
｢今いまからあたしの質問しつもんに答こたえて！｣
｢なんて名前？｣
｢杉すぎ楓かえで｣
｢杉さん？女おんなのくせにあんな派手はでなことできるわねーっ！｣
｢女おんなじゃねぇよっ！！！｣
｢｢...は？｣｣
私わたしとリリカは呆然ぼうぜんとした
｢僕ぼくは...歴れっきとした男おとこだっ！｣
リリカは我われに帰かえったように｢はっ｣とした
｢なーに、バカげたこと言いってんの？男おとこなわけないじゃない？あんたはどう見みても女おんな！百歩ひゃっぽ譲ゆずって男おとこだったとする。でも男おとこにチューなんかする？頭あたまおかしいんじゃないの？｣
｢だって、隆哉りゅうやのこと。愛あいしてるんだもん。大好だいすきだから...恋愛表現へんあいひょうげんなんて僕ぼくの勝手かってだろ！好すきにさせろよなっ！｣
たしかに杉すぎくんが言いってることは正ただしい。男おとこが男おとこを愛あいしててもおかしくはない。
リリカもそのことを気きづいたみたいで硬かたい表情ひょうじょうになった。