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コメディ・ライト小説(新)
- Re: 1番の依頼主 ( No.8 )
- 日時: 2019/04/20 10:41
- 名前: さえゆ茶 (ID: J69v0mbP)
「私には悩みがあるの」
リリカは椅子にお嬢様のように座った。目を閉じ、人差し指を立てる
「それは...」
「「それは...?」」
私と隆哉はごくんと息を飲んだ
「それは...」
「依頼がなんにもこないことおおおおおおおお!!」
ドーンっと机を叩いた
「なんだそんなことぉー」
「電気付けていいか?暗くて本が読めない」
パチッと周りが明るくなった
「ああー、雰囲気が台無しー」
「でも、リリカの言う通りかもね。あれから1週間、依頼の数はたったの0。なーんにも来てないもの」
「悩みというのは人に打ち明けにくい。それに他人だ。信用などされない。それが常識」
「んもー、サイアク」
リリカはベタりと机に顔をつけた
その時、いきなりドアが開く
ガラガラガラ
「恋愛相談部ですか!??」
そこに立っていたのは学校1のイケメン、須賀 葵だった。
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