コメディ・ライト小説(新)
- Re: 1番の依頼主 ( No.8 )
- 日時: 2019/04/20 10:41
- 名前: さえゆ茶 (ID: J69v0mbP)
「私には悩みがあるの」
リリカは椅子にお嬢様のように座った。目を閉じ、人差し指を立てる
「それは...」
「「それは...?」」
私と隆哉はごくんと息を飲んだ
「それは...」
「依頼がなんにもこないことおおおおおおおお!!」
ドーンっと机を叩いた
「なんだそんなことぉー」
「電気付けていいか?暗くて本が読めない」
パチッと周りが明るくなった
「ああー、雰囲気が台無しー」
「でも、リリカの言う通りかもね。あれから1週間、依頼の数はたったの0。なーんにも来てないもの」
「悩みというのは人に打ち明けにくい。それに他人だ。信用などされない。それが常識」
「んもー、サイアク」
リリカはベタりと机に顔をつけた
その時、いきなりドアが開く
ガラガラガラ
「恋愛相談部ですか!??」
そこに立っていたのは学校1のイケメン、須賀 葵だった。
- Re: 振り向かせよう作戦 ( No.9 )
- 日時: 2019/04/20 11:58
- 名前: さえゆ茶 (ID: J69v0mbP)
「うわぁ!初の依頼主が豪華とは...」
リリカは感心&興奮している
「それより...相談なんだけど。言っていいかな?」
「どうぞどうぞ」
椅子をひいて、須賀さんを座らせた
「それでどうした?依頼内容は?」
机に肘をついて隆哉が問いかける
「俺...好きな人がいて」
「うんうんうんうん!でっ!?」
リリカが勢いよくうなずく
「その彼女を振り向かせたいんだけど。俺に見向きもしないんだ」
「ほぉ、須賀さんには好きな人がいてぇ、その人に振り向いてほしい。ということですかー?」
リリカはメモをしながら聞き直す
須賀さんは軽くうなずいた
そのメモを覗いてみるとうざきの絵を書いていた
やっぱり...
「じゃあ、その人を振り向かせよう作戦開始ーっ!」
- Re: ギャップ萌え ( No.10 )
- 日時: 2019/04/20 13:35
- 名前: さえゆ茶 (ID: J69v0mbP)
須賀さんの好きな人という『清水 朱里』という女の子を角から4人で見つめる
「それで部長さん、これから?」
「ふっふーん、これから...」
「お弁当で落とそう大作戦、決行します」
「んでー、部長さん。俺がなんで家庭科室に...?」
「お弁当を作って落とす!という作戦!」
「作戦名言い返しただけなんだけど」
リリカはガッツポーズをしてニコッと微笑む
「そんなこと気にせず作ろ作ろ!作ったら部室に来てねー!んじゃあ!」
・・・
ガラガラ...
「おっ?来たね」
「やっときたー!」
須賀さんが部屋に入ってくる
「弁当」
隆哉が本を閉じて弁当に目を向ける
「今見せるよ...ほら」
机に弁当を置いてパカッとふたを開ける
「げぇっ、なにこ...」
「これは...ゴミ箱から取り出...」
リリカと隆哉の口をふさぐ
「「んんー!」」
「あははははっ!すーっごく美味しそうだよー!すーごーい!」
なにこれ...泥が弁当に入っているみたい、全部が真っ黒だよ...
いや、遠くから見ろ。これが...ギャップ萌え___
見た目は生活力があり、お兄さん的なオーラを放っている、でも弁当は腐っている...これはこれで落とせるけど...
「じゃ、じゃあ、次の作戦行こっか。あはは...」
- Re: テレテレ ( No.11 )
- 日時: 2019/04/20 14:54
- 名前: さえゆ茶 (ID: J69v0mbP)
「えっと、屋上行って」
「え...まさか。。」
「告っちゃおう作戦だよ」
「いいのか?」
「大丈夫大丈夫。多分」
「もぉ、リリカったら。あと...私たちストーカーみたいじゃない?」
私たちは今、屋上にいる須賀さんと清水さんを角から見ている
こっちが緊張してきたぁ
--
私は清水朱里って言うんだけど、今は幼馴染の葵に屋上に呼び出されたんだ。
この手紙に書いてあるよ、読むね
『屋上に来てください♡待ってます♡』
ってやつー。ハートとか使う人だとはねぇ
「で、どうしたの?葵」
葵は「あわわわ」と赤くなりながら焦る
「どうしたの?」
「えっと...好き。」
頬をポリポリかきながらつぶやく
「ん?なんて?」
「だからお前が好きなんだよ」
かァ〜〜、と体が熱くなる
『私も!』
その言葉が出てこない。
「バカじゃないの!?え?赤い?照れてないし!!あんたのことなんか好きなわけないんだからぁぁぁ!」
葵ポカーンとした
--
「お、言ったぞ。やっと」
「ほへー、赤くなってるーーwwwww」
リリカ...悪魔なんだけどコイツ
「バカじゃないの!?え?赤い?照れてないし!!あんたのことなんか好きなわけないんだからぁぁぁ!」
私たち3人と葵はポカーンとした
「あの女...1人で話進めてるぞ」
「変な人だねーー」
この人...もしかして。ツンデレ...とか?
- Re: ははっははっ! ( No.12 )
- 日時: 2019/04/20 16:09
- 名前: さえゆ茶 (ID: J69v0mbP)
「それでぇ、返事は?」
須賀さんは落ち着いている。さっきの焦りはどこにやら___
「そそそそそ、そのぉぉぉぉ。考えますぅぅっ!!!!」
タタタタタッ
「あっ、朱里ーっ!」
ドンッ!扉を勢いよく閉めて、屋上から出ていった
「あっちゃー!出てっちった」
リリカは頭をかきながら角から体を出す。それの釣られて私たちも体を出した
「振られたんじゃないか?どんまい」
「そうだねー!どんまい!ははっ!」
リリカと隆哉は須賀さんの肩をトンと叩いた
「2人ともやめなって!」
「もういいよ、七宮さん。」
「「はっ、ははっ!はははっ!」」
リリカと隆哉は須賀さんの肩に手を付きながら高笑いをする
「ごめんね、二人ともがゴミ以下で」
「気にしないで...」
「あと、須賀さん。私わかったことがあるの」
- Re: 衝撃ノ真実 ( No.13 )
- 日時: 2019/04/20 19:50
- 名前: さえゆ茶 (ID: J69v0mbP)
「ハツー、んでなんなの?その分かったことって」
隆哉、須賀さんがリリカに共感してうなずく
「それはね、ツンデレってこと」
「「「ツンデレ...!?!?」」」
3人ともビックリしている...と思ったら
「「「ってなに?!!!」」」
「はあああっ!?」
「ふむふむ...ツンデレとはそういうことか。ロリコンやシスコンやマザコンなどは知ってしたはずなのに...なぜだ。」
隆哉は腕を組みながらむむむ...とバカげたごとを言う
「すっごーい、素直になれないってバカじゃん!!ただのバカじゃん!!」
リリカは腹を抱えて爆笑している
「朱里はツンデレかー。ってことは俺のことを好きってこと?」
「そういうことに...なるね。振り向かないのは自分に素直になれなかったから!ってこと」
「色々奥が深いね、...振り向かせるよ!」
「頑張れ」「ハツー、んでなんなの?その分かったことって」
隆哉、須賀さんがリリカに共感してうなずく
「それはね、ツンデレってこと」
「「「ツンデレ...!?!?」」」
3人ともビックリしている...と思ったら
「「「ってなに?!!!」」」
「はあああっ!?」
「ふむふむ...ツンデレとはそういうことか。ロリコンやシスコンやマザコンなどは知ってしたはずなのに...なぜだ。」
隆哉は腕を組みながらむむむ...とバカげたごとを言う
「すっごーい、素直になれないってバカじゃん!!ただのバカじゃん!!」
リリカは腹を抱えて爆笑している
「朱里はツンデレかー。ってことは俺のことを好きってこと?」
「そういうことに...なるね。振り向かないのは自分に素直になれなかったから!ってこと」
「色々奥が深いね、...振り向かせるよ!」
「頑張れ」
ガッツポーズをした
あれから数日後__
ガラガラガラ
「あっ、依頼!?」
寝ていたリリカがバッと起き上がる
入ってきたのは須賀さんと清水さんだった
「あれ?二人ともどうしたの?」
「俺たち、付き合うことになったんだよ!」
隣に立っている清水さんはカァ〜っと赤くなっている。付き合うことになったということは本当みたいだ
「ヘーソウナンダ」
「ヨカッタナ、読書ノ邪魔ニナルカラ黙ッテテクレ」
「ちょっと、二人ともー!酷くない!?」
「ご、ごめんねー、えっとー。んでぇ、なんで付き合い始めたの?」
2人を無視して聞く
「あれからもう1回告ったけどまた、返事を言わずに逃げちゃって、放課後朱里から電話がかかってきたんだ___」
- Re: スキ! ( No.14 )
- 日時: 2019/04/20 22:11
- 名前: さえゆ茶 (ID: J69v0mbP)
「はぁ...」
また逃げてきちゃったよ。せっかく葵が勇気を出して告白してくれたのに...
私だって、分かってるはず___
なんだろう、このモヤモヤ。消したいよ。...返事、しないきゃ
ピ、ポ、パ、ポ、ピピピピ...
葵は携帯を持っていない。家にかけてるけど、もし違う人がでたら__
『もしもし』
・・・
『どちら様ですか?』
この声...葵。
「す、」
『す?』
「す...いか。食べたい」
『え?』
「ち、違くて!あのっ、えっと...」
言わなきゃ。ここで言わなきゃ、もうこの気持ちを伝えれない気がする
「すきっ!私...葵のことが好きなの...」
言った!言った!言えたっ!!
『...』
あれ?なんで何も言わないの?
なんだろ...やばい。恥ずかしい
耳まで真っ赤になる
「なー、んて。嘘だよ、えっと。嘘...だから。忘れて」
『おーい、葵!お前モテモテだなぁ!』
え?
『兄貴?なんだようっせーな』
もしかして...
『お前の彼女らしいぜぇ』
私、葵のお兄さんに
『彼女...?朱里か?変われよ』
告白してた___?
『もしもし、どうした?なん用?』
ペタリとその場に力なく座り込む
『朱里?朱里?朱里?』
「うぅ...っ、私...バカだよ」
涙が溢れ出した
次の日__
「朱里、昨日俺にすきって言ってくれたんだよな?」
「...」
「ありがとう。直接聞けなくてごめんな」
「やめてよ...恥ずかしいから」
耳を手で覆い隠す
「俺、好きだよ。やっぱり朱里のこと。いつからだっけ?小学生の頃から?俺がお前の家の隣に引っ越して来てから?へへっ、わかんねぇや。...朱里は?」
「...はじめからだよ。あった時から好きだった、初めてで最後の恋だった...大好き...」
じーっと私を見つめる
「うわっ、ジロジロ見るなぁっ!」
「あははっ、可愛い」
___『可愛い』
生まれて初めてだった。そんな言葉言われたの。
葵と会ってから、私は初めてをたくさん知ったんだ。
ありがとう、そしてこれからもよろしくね___
- Re: 素直に解決 ( No.15 )
- 日時: 2019/04/20 22:31
- 名前: さえゆ茶 (ID: J69v0mbP)
「...ってことで付き合い始めたんだ」
「おめでとう」
パチパチと拍手を送る
「リア充爆発しろ。砕けて散れ。出てけぇぇ!」
廊下__
「ごめんね、リリカのやつ、結構嫉妬してるみたいで...」
「大丈夫...です」
「ほんとにごめんね!じゃ、お幸せに〜」
2人に手を振る
「ありがとう、七宮さん。」
ふたりも廊下を歩きながら手を振り返してくれた
なんだか解決するっていい気分だな___
「隆哉ぁぁぁっ!?!?」
部室からリリカの叫び声が聞こえた。
バッとドアを開けた先に飛び込んできたのは____
キスをした隆哉と女の子の姿だった
「えええええええっ!?」
新しい事件の予感__
隆哉は女の子とどういう関係なの!?
ドキドキ、ムカムカの第3章『好き好キス編』
- Re: BL ( No.16 )
- 日時: 2019/04/21 10:54
- 名前: さえゆ茶 (ID: J69v0mbP)
「えええええええっ!」
「ちょちょっと、離れなさいよっ」
リリカが隆哉と女の子を引き離す
女の子は怒って悪口を言い出した
「いてっ、何すんだよBBA」
「BBA!?あんたの方がBBAですぅ〜」
「うっせーよ、BBA」
よし、この2人が言い合ってる間に聞くか...
「隆哉」
「なんだ?」
え?隆哉?キスされたのに顔色1つ変えずに無表情のままでいる
そんな隆哉が少し恐ろしい
「あの女の子なに?」
「あいつから聞いた方が早い」
数分後__
女の子は縄で手を後ろで結ばれて座らされた
「リリカ...やりすぎだって」
「...だって、この女があたしに変な口聞くからぁ!」
と言いながら、女の子に指を指して怒鳴った
「今からあたしの質問に答えて!」
「なんて名前?」
「杉楓」
「杉さん?女のくせにあんな派手なことできるわねーっ!」
「女じゃねぇよっ!!!」
「「...は?」」
私とリリカは呆然とした
「僕は...歴とした男だっ!」
リリカは我に帰ったように「はっ」とした
「なーに、バカげたこと言ってんの?男なわけないじゃない?あんたはどう見ても女!百歩譲って男だったとする。でも男にチューなんかする?頭おかしいんじゃないの?」
「だって、隆哉のこと。愛してるんだもん。大好きだから...恋愛表現なんて僕の勝手だろ!好きにさせろよなっ!」
たしかに杉くんが言ってることは正しい。男が男を愛しててもおかしくはない。
リリカもそのことを気づいたみたいで硬い表情になった。
- Re: 隠れたイケメン ( No.17 )
- 日時: 2019/04/21 14:36
- 名前: さえゆ茶 (ID: J69v0mbP)
杉くんが隆哉を襲ってから数日後__
「あたし...ね、好きな人できたっ」
ニッと笑ったリリカの笑顔は眩しかった
女の私も思わずキュンとしてしまうほど___
「えぇ!?だれだれー?」
「教えなーい。それより早く部室いこ!隆哉が待ってる」
「うん...」
ガラガラ...と部室のドアを開ける
「またお前かーいっ!」
リリカが指さした人は杉くんだった
杉くんは隆哉に抱きついて「やっぱり好きだよぉ」とつぶやく
隆哉は無視して本を読み続けた
「依頼...以外...入って...くる、なぁぁぁ!」
リリカが杉くんを引っ張っているのに取れない(?)
「なんでぇ!硬いぃ!はぁはぁ」
「ざまぁみろwwwwwwwwそのまま力尽きて死ね!!」
またこの喧嘩もすぐ終わるだろうと、椅子に座る
ザワザワしている部室にドンッと机を叩いた音が響いた
「隆哉...?」
隆哉は立って杉くんを自分から引き離した。
隆哉はメガネをカチャと外して机に置いた。
その顔は誰が見ても惚れる顔のイケメンだった、その顔に思わず見とれていると隆哉は私の頬に手を触れた
「りゅう...んっ」
ファーストキスがあああああああああああああああああああああ
- Re: 自己紹介 ( No.18 )
- 日時: 2019/04/21 18:37
- 名前: さえゆ茶 (ID: J69v0mbP)
■自己紹介(恋愛相談部)
七宮 芭通
A型 9月12日生まれ
高校一年生
好きな食べ物はイチゴ
悩みは...いちご大福が食べたい
七瀬 梨々花
B型 4月23日生まれ
高校一年生
金持ちのお嬢様
悩みはなーしっ!
相浦 隆哉
A型 1月1日生まれ
あまり笑わない、読書が大好き
たまにボケボケ。
悩みは最近漫画を買ってしまうこと
■モブたち
須賀 葵
O型 10月8日生まれ
朱里と幼馴染
登場時→>>8
清水 朱里
ツンデレ女子
B型 12月27日生まれ
登場時→>>10
杉 楓
元女の子。口喧嘩が得意
A型 7月7日生まれ
登場時→>>16
加藤 凛
楓の親友。ちょっと照れ屋
O型 6月30日生まれ
登場時→>>20 ※未登場