コメディ・ライト小説(新)

Re: ハーバリウム ( No.10 )
日時: 2019/04/20 17:08
名前: 枢 (ID: s00TEuml)

ウィール「悪いが大人しくしてもらう」
ウィールはモモカの背後から手刀を落とし気絶させる。
ツバキ「なっ!?ダンピール、いつの間に…」
ウィール「お前らを相手しているのはサクラ様だ。余所見はしない方が
良いと忠告しておこう」
ウィールは微かに笑みを浮かべた。サクラを負かすことは出来ない、
そう言っているような笑みだ。二人の間に気絶したヒスイが地面を転がって
来た。アヤメの弓矢の雨を前にサクラは片手を前に突き出した。
大きな魔法陣から青い光の線が幾つも放たれる。その光は弓矢の勢いを
殺していく。この魔法もオリジナルで飛び道具、魔術の力を殺すことが出来る。
アヤメの足元と頭上に二つの魔法陣が現れる。そしてアヤメは檻で
捕らえられた。休んでいる暇はない。影から現れたキキョウの二本の
小太刀を躱しすぐに相手の背後を取り背中に手を当てる。キキョウの身動きを
封じることが出来た。一息吐いてツバキのほうを見た。呆気に取られている。
ツバキ「そういえばアンタ…クランベルって…」
サクラ「うんサクラ・クランベルって…」
魔術を解除し、そう言うとツバキが深く頭を下げた。な、何だろう…?
ツバキ「あのクランベル様だったか…申し訳ない!」
サクラ「あ、あー否!わ、私も悪かったって。大丈夫だから。死人もいないから
大丈夫だって」
彼らを村に招き、そこで詳しい話を聞くことにした。