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コメディ・ライト小説(新)
- Re: ハーバリウム ( No.12 )
- 日時: 2019/04/20 21:43
- 名前: 枢 (ID: s00TEuml)
食堂にやってくるとそこには地獄絵図が広がっていた。困ったように苦笑
しているアヤメと完全にのびているユータ。彼の前には料理とは言い難い
料理が置いてある。もうこれはお決まりのパターン、料理が苦手どころ
じゃないよ?何をどう料理すればそんな見た目と毒になるの!?ここは心を
鬼にして注意するか。
サクラ「アヤメ、これから料理を作るときはツバキに許可を取ること!」
近くに座っていたツバキを指差した。嫌そうな顔をしているツバキだが
そんなことはどうでもいい!兎に角、料理での犠牲者を無くすことが
大事なんだ。突然、キキョウから連絡が入った。リザードマンが来ているので
来て欲しいとのこと。言葉の通りその場所に来るとトカゲのような姿の
リザードマンの中にたった一人、人間に近い姿をした人物がいる。
アヤメ「ドラゴニュートですね。あ、因みにドラゴニュートより人間に
近い容姿をしているのをドラゴニア、竜の加護を受けて竜人化した
種族をドラゴノイドと言うんですよ。ドラゴノイドは竜の守護者の役割を
持つんです」
サクラ「竜人にも色々あるんだね。で、私がサクラ・クランベルだけど」
リザードマンのリーダー的な奴バジルはそれを聞いて首を傾げた。
バジル「は?いやいやサクラ・クランベルという輩は女だと…ンん?」
失敬な!私は女だよ!?バジルは全身を見る。胸を見てやっと理解したようだ。
そこを見てやっと女だと分かったらしい、失礼な人だ。ドラゴニュートの
オレガノはフッと笑い謝罪する。
オレガノ「すまないねバジルが失礼なことを言って…でも俺も一瞬男だと
思ってしまったよ」
サクラ「あ、いや大丈夫です。中性的なのは分かってますし気にしてないから
それで何用ですか?」
バジル「貴様らを我らの配下にしてやる!」
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