コメディ・ライト小説(新)

Re: ハーバリウム ( No.14 )
日時: 2019/04/21 11:58
名前: 枢 (ID: s00TEuml)

鬼6人とウィール、オレガノ、森の管理者ティターニア、リヴとソアラそして
サクラが集まった。
ティターニア「オークやソードボアは基本的に飢えてきたら何でも食べます。
死体でも生き物でもね。その食べた物の能力を彼らは得ることが出来る」
ソアラ「数百の時を得てそのスキルを同種族に共有できるスキルを
オークたちは持っていない。だが別の人物がスキルを複製して分けることは
不可能ではない」
その言葉で誰が糸を引いてるのか、なんとなく察しがついた。この世界には
魔王が何人かいる。きっとそのうちの誰かだろうと…。トボトボと歩いていた
バジルたち一行に二人の男が声を掛けてきた。一人は仮面をつけた道化師、
もう一人はほとんど顔を隠されている。口元はマフラーで片目は包帯で
黒いローブに身を包んでいる。
バジル「むっ、何者だ」
シュリット「シュリットや。こっちのむちゃ無愛想な男はファントムやで」
仮面の道化師シュリットは自分の名前と男の名前を伝える。シュリットは
バジルの耳元で囁く。
シュリット「オークとソードボアの群れの相手、御父上には荷が重い
そう思いますよね~?そ・こ・で~…どうです?貴方が倒せば万々歳です」
そう言ってシュリットはファントムを置いて消えた。ファントムはバジルを
見据える。
ファントム「彼らを侮ってはならない…俺は忠告したぞ」
そう言って彼も闇に溶けた。そのファントムの魔力はこの日に見た村長に
似ているような気がした。

同盟を結んだ4日目、私が何となく新しい服が欲しいな~っと呟いたのが
聞こえていたようでモモカは新たに服を作っていた。
モモカ「少しサクラ様はフワフワとしたような可愛らしい服は好まないと
聞いてデザインはカッコイイ感じにしてみました」
サクラ「わぁ!好みなデザインだよ!ありがとうモモカ」
声を荒げるオレガノがいた。伝達魔法のようだ。
オレガノ「バジルが王を幽閉だと!?馬鹿な、俺は彼にはしっかり言い聞かせた
はずだ!」
微かに相手が「い、いや事実です」と反論しているのが聞こえた。