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コメディ・ライト小説(新)
- Re: ハーバリウム ( No.16 )
- 日時: 2019/04/21 13:47
- 名前: 枢 (ID: s00TEuml)
先陣を切ったのはツバキ、彼の放った黒炎がオークたちを焼き尽くす。
広範囲で高火力、流石としか言いようがない。逃げ惑うオークたちを
素早く切り裂くヒスイと斬撃で圧倒するアヤメ、あ、もしかして本来の武器は
大きな太刀ですか。上から見えたクロハはオークたちを素手で殴り倒していた。
凄すぎでしょ!ウィールも銀の剣を魔力でコーティングして戦っている。
彼の魔力はこの面子の中で邪悪な魔力だ。彼の魔力を見ただけで恐らく
暴れている彼らも何かを感じているに違いない。そして辺りを包む
黒い瘴気…。あのオーク軍の中心に立つ一際目立つ大きな白いオークが
上空にいる私のほうを見ている。大将対決ってワケか…。白オークが
大きな斧を投げつけた。それを躱し魔力弾を放つ。それだけで終わる訳が
無い。白オークの耐久力はかなり高い。かなり火力が高くないと効率よく
ダメージを与えることは出来ない。魔術の連鎖、見せてやります!
サクラ「その矢、豪雨の如く―サジテール!!」
手に握っていた剣を上に掲げる。上空に大きないて座の星が刻まれた
魔法陣が現れる。剣を振り下ろすと黄緑の弓矢の魔弾が呪文通り
豪雨のように降り注ぐ。これで少しは怯んでくれるか?煙が晴れるとその巨体が
突進してくる。ギリギリで躱し地面に着地してすぐに横に転がる。
サクラ「王の光をここに!―レーヴェ!!」
剣が金色の光を纏い大きくなる。その剣を振り下ろすと金色の斬撃が
放たれた。その斬撃を受け止めようとするも白オークの剣が先に折れて
諸に喰らう。
ファントム「その程度か…白オーク」
白オーク「ファントム、サマ」
アヤメ「なっ!?あの男…」
ファントムが白オークに触れる。黒い瘴気がオークを包み込む。
ファントム「サクラ・クランベル、その名を持ち鬼をも従わせていると
言うのならこの白オークを倒して見せろ」
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