コメディ・ライト小説(新)

Re: 俺のメイドは龍神様!! ( No.18 )
日時: 2019/04/30 10:54
名前: 闇夜 (ID: QDgN7dji)
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

第3章 処刑台

「おしゃべりは終わりのようね」
 カルラはクスクスと笑う。するとカルラの背後から誰かが来た。
「カルラ様…」
「アレン、あなたが私に振り向いていたら…きっとこんなことにはならなかったわ」
 カルラはエルナのほうに体を向けた。
「捕まえられたの?」
「はい。ただいま兵士たちが処刑の準備をしております。あと数分で龍神の首はなくなるでしょう」
 アレンはその言葉を聞くと見開いた。リリナが捕まったことはすぐに分かった。カルラはアレンの表情を見て軽く笑みを見せた。
「私も鬼じゃないわ…。貴方がこちらの軍に入れば、リリナの処刑も考えるわ」
「決断は1つです」
 エルカはカルラの隣に立つと、目を細めてアレンを見た。そして数秒間の間が空いた。
「へぇ、良い話に聞こえるが、勿論却下はする…。良いか、俺が居なくて誰があいつを幸せにするんだ。そもそも種族にこだわっている時点でおかしいんだよ、そんなの馬鹿なお前らにどの種族にでも共通することを言ってやろう…。良いか、人は人でも…龍は龍でもな…誰にだって幸せになるために生きる。誰にだって幸せになるために生きる権利を持ってるんだ!!!」
 アレンは鋭い眼光をカルラと得るなに発して、太刀を握り住める。カルラとエルナは数分間無言になる。
「カルラ様…どういたしますか…」
「つまらない説法は終わった?気が済んだらまずあなたから首を跳ねてあげるわ…・…。剣間アレクト・ヴィランテーゼ。」
 数分後エルナは通信機でやり取りをしていた。
「カルラ様、処刑の準備が整ったようです。」
「やれるもんならやってみな…。俺がお前に勝ったら、リリナをかえしてもらうからな…。そして、リリナに限らずもう他種族の処刑をやめてもらおう」