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　第2期　第0章　悲しみ

『君は誰…?』

　あの日、あの少女に拾われた時から。ずっとあの人に憧れていた。自分よりも身長は低く年齢も下の少女に。

『私は――――』

　少女の声はもう二度と聞けない。笑顔も。声も。全てが聞こえない。あの時、自分が彼女と一緒に居ればこんなことにはならなかったのかもしれない。ずっと愛していた。

　彼女の体は。氷のように冷たくなっていくだけだった。