コメディ・ライト小説(新)

Re: 俺のメイドは龍神様!!〔2期決定〕 ( No.30 )
日時: 2019/05/02 11:12
名前: 闇夜 (ID: QDgN7dji)
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

 リレイナが帰ってきたのは夕方の4時ごろだった。どうやら、街中で昼食も取ったらしく怪我も無い様子……のはずだった。
 
 彼女が帰ってくる1時間前、大雨が降ってきた。リレイナは非常に雨に弱いため、心配になって仕方が無かった。だが、雷も鳴っており外に出る所ではなかった。
 雨は30分くらいでやっと止んだ。屋根の音も無くなりまた、屋敷内は静かになった。それから数十分後に彼女は帰ってきた。
「おかえり、リレイナ」
「た…だいま…」
 お出迎えをしようとして、リレイナの所へ行く。そこにはボロボロになりずぶぬれで濡れ顔を赤くし、息を上げているリレイナの姿があった。リレイナはその場に崩れ落ち気を失った。
「リレイナ!!」
 彼女の体を支えると、かすかに息が上がっていた。雨の水に混じり汗が少し垂れ居ている。リレイナの額に手をやるととても熱かった。

 そのまま、部屋へと行きリレイナの様子を見た。熱は39.5とかなりの高い熱だった。辛いのか何回か寝帰りをつき、落ち着かない様子だった。その様子を見ながらただ、ロランはタオルで彼女の汗を拭いてあげることしか出来なかった。
 夜の10時頃に彼女は目を醒ました。
「…大丈夫か?」
「…う、うん…大丈夫だよ」
 弱々しい声で返事を返してくれた。食欲も無いみたいなので、薬を飲ませ今晩はゆっくり眠らせることにした。