コメディ・ライト小説(新)

Re: 霊障対策・零<改> ( No.2 )
日時: 2019/05/01 19:08
名前: 来海九重 (ID: s00TEuml)

小さなとある祠にやってきた。幼少期から霊と話したりできる玲音は
ここで一人の霊に会いに来た。
???「玲音、凄い大きくなったのね」
玲音「神楽ちゃん」
祀られている霊、座敷童の神楽だ。
幸定「先輩、割と顔が広いんすね」
神楽「この人は…玲音の後輩?初めまして私は座敷童の神楽。よろしくね玲音の
後輩君。で、お話しに来てくれたの?」
玲音は首を横に振った。
玲音「今日は仕事で来たの。人の不幸を食べる霊能力を持ってる人がいるの」
神楽「それって宮子って人でしょ。いつもこの道、通ってるから知ってるわ」
玲音「それで可笑しいことが起こってるの。異常に発達した不幸があちこち
から滝のように流れてるんだって。私も恐ろしい目に遭った…」
神楽に「例えば?」と聞かれた。
玲音「本の山が落ちてきたんだよ、ついさっきね。今は着替えてるけど
運悪く転んで水溜りにドボン」
神楽「そこまで続いたの?私の力も落ちてきちゃったかしら…なんて
私も神社から追い出されてるのよ」
神楽は話し始めた。彼女は幸福を呼ぶ座敷童、人間が今、普通に日常を
過ごせるのは彼女の力があるから。そんな彼女が古びた祠にいるのは
その神社を追い出されたからだ。彼女と対を成す存在、疫病神に…。彼は
どうやらかなり前から少しずつ1、2係を含めた人間から幸福を奪っていた
らしく彼女の力を超えた存在になっているらしい。つまり彼女は…。
玲音「って!前々から知ってたなら言ってよ!!!?」
神楽「し、仕方ないじゃない!私もあそこまでとは思わなかったもの…」
他の二人が上を向いて目を見開く。気付いた時には頭に痛みがあった。
玲音「いっ…たぁぁぁぁぁぁ!!!?」

1係オフィス。犬山秋久は椅子に体重をかけた。
秋久「なんか転んで骨折したって話がありましたよ。うちは割と普通ですね」
宮子「そうね。大きい事は…今は起きてないわね。約一名、不幸の連鎖が
起こってたけど」
秋久「佐伯先輩ですね。転んで棚の角に頭ぶつけて、本の雪崩に巻き込まれ
更には片付けられてなかったホースから運悪く水が噴射されるって…」
宮子「1係全員の不幸を受け持っちゃったってカンジね。礼、言った方が
いいのかしら…?」