コメディ・ライト小説(新)
- Re: 霊障対策・零<改> ( No.3 )
- 日時: 2019/05/01 19:26
- 名前: 来海九重 (ID: s00TEuml)
幸定「2係とかは不幸が降ってるみたいっすけど1係は平和っすね。先輩が
俺たちの不幸を受けてたみたいっすね」
玲音「いや…あんな連鎖もう二度と受けたくない…早いところ疫病神を
どうにかしないと」
幸定「でも、どうするんすか?不幸には勝てませんけど」
言う通りだ。正面から行ったところで不幸に遭うだけで結局尻尾を
巻いて帰って来るのがオチだろう。疫病神は神楽からも力を奪ってるらしいし。
神楽「…玲音、私も神社に行くわよ。アイツは私の力を奪ってる。なら私も
同じことが出来るはずよ。長くは続かないかもしれないけどね。幸せって
言うのはね、私がいるからってワケじゃないのよ。不幸も捉え方次第では
色々なのよ。散々な目に遭った、仲間は何も起きなかった。自分だけ?って
思うかもしれないけど皆を不幸から守れたって考えればそれだけで
良いことしたって思わない?」
神楽の言う通りだ。こんな時は出来るだけポジティブに考えよう。
真「…そうか。座敷童を仲間に付けてたか。了解、そっちは任せるぞ」
携帯をデスクに置き息を吐いた。彼女は無能ではない、霊と仲良くできる
存在である。
黒い和服を着た褐色肌の銀髪の男の手には水色の炎がある。彼が疫病神だ。
鳥居の前には座敷童の神楽とその他二人の霊能課の刑事がいた。
疫病神「刑事ってのは馬鹿が多いんだな。真正面から来て…まぁその
おかげでたんまりと集まって俺にしちゃ好都合だな」
神楽「貴方の思い通りに行くと思わないで!皆の、人間の幸せ返してもらうわ」
疫病神は嘲笑する。そして水色の炎、奪った幸福を見せつける。
役病神「これだけの量だぜ?お前より俺のほうが強いんだ。出来るわけねえ!」
玲音「分からないよ?そういうのフラグっていうんだからさ」
疫病神「散々不幸に遭った奴がいうのかよ、そんなことはッ!?」
神楽が両手を合わせ祈り始めると水色の炎が揺らぎ始め、白い蝶になり
飛び去っていく。幸せが持ち主の元に帰っていく。