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コメディ・ライト小説(新)
- Re: 霊障対策・零<改> ( No.7 )
- 日時: 2019/05/02 16:47
- 名前: 来海九重 (ID: s00TEuml)
仕事帰りの夜。そこで玲音は噂の男と遭遇する。骨食いではない、人食い鬼に
なった青年だ。
玲音「そこで…何してるの?」
海斗は玲音を睨む。そして地面を蹴り飛びかかった。だが彼の勢いは
寸前で止まった。
玲音「これね…お守りだよ。持ってて正解だった。君には申し訳ないけど
こっちに来てもらわないといけない。私には見えるんだ、人を喰らい
続ける君を不安そうに悲しそうに見つめる人の顔が…」
話が通じないワケではないようだ。バタン、と何かが閉じる音がした。
ユウ「玲音、ソイツが市川海斗って子か。資料だと子どもだったが…
成長しきってたか」
海斗「やっぱり…そうだ…」
海斗は玲音に飛びかかる。ユウが反応し海斗の顔面に蹴りを入れた。それも
霊能力で強化した蹴りだ。ユウは少し顔を顰める。
ユウ「頑丈な体だな」
玲音「ちょっ、ユウさん!だ、ダメだよ」
玲音は何かを感じサッと地面に伏せた。呆気に取られてる玲音の首根っこを
掴みユウは無理矢理車に投げ込む。本気でやらなければ捕らえられないと
判断したユウは手に持っていたアタッシュケースを能力で硬化し薙ぎ払う。
まだ意識がある。だが怯んでいるようだ。
ユウ「すまねえ、寝てろよ!」
海斗「ッ!?」
脳天にかかと落としを喰らわせた。
そして一夜が明けて海斗の首や腕には封印用の糸が巻かれた。
真「そうか…お疲れ様、確保に協力してくれて感謝するよ佐伯」
玲音「あの海斗君はどうなったんですか?」
真「監察のほうで様子見だ。で、どうやら懐かれてるみたいだぞ玲音」
玲音「は、はぁ…」
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