コメディ・ライト小説(新)

Re: うちのクラスには魔王がいる ( No.27 )
日時: 2019/06/28 22:21
名前: 塩鮭☆ユーリ (ID: 7/pkw8b6)
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=12560

友桃さん、柞原 幸さん、ありがとうございます(*- -)(*_ _)ペコリ
テスト終わったのでにゅるにゅる書いていきます笑

☆昔話をしようか 04

 翌朝ーー。
 昨日の急接近が嘘のように、麻尾宇と俺はただのクラスメイトへと戻った。とはいえ、仲の良かった一ノ瀬に気軽に話しかけることもできず、全てが一昨日までのように戻ったわけではない。

 あの夢。その異物が心に残っているような、そんな違和感があるもの事実だが、いずれ消えるだろう。だってーー俺には。

 関係ない、のだから。

 何も見るな。
 感じるな。
 考えるな。
 聞くな。

 思い出すなーー。

 そう、念じながら周囲を伺う。
 嫌な予感がゾワゾワと朝の空気を揺らし、クラスメイトの話し声が抑揚のない雑音に聞こえる。

 すっと、教室に静けさが訪れる。
 雑音が消えたことに気づき、伏せていた顔を上げると、担任の先生が何かを話していた。

 相変わらず抑揚のない雑音にしか聞こえない。
 胃から込み上げてくる僅かな嘔吐感に顔をしかめた。何かーーものすごく、嫌なものがくる。

 本能で感じ取ったそれを自覚した途端、ぶわっと冷や汗がでてきた。荒くなりかける息をしずめ、いつもとどこかが違う教室を見渡す。
 落ち着け。
 悪いことなんてーー何もないはずだ。

 必死に落ち着こうとする俺を嘲笑うかのように、『新たな異物』が教室のドアを開けて現れた。

 ゆるやかなウェーブをえがく、腰まである茶髪に翡翠色の瞳。着崩した制服のミニスカートの下にのぞくスパッツと、リュックサックの代わりに背負っている大剣。

 その異常さ、美しさにクラスメイトたちが息を呑む中ーー。

「あたしの名前は友写陽菜。見ての通り、美少女勇者様だ!」

 よく通る声が、教室に響いた。