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コメディ・ライト小説(新)
- Re: うちのクラスには魔王がいる ( No.29 )
- 日時: 2019/06/29 09:24
- 名前: 塩鮭☆ユーリ (ID: 7/pkw8b6)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=12560
友桃さんありがとうございます(*- -)(*_ _)ペコリ
そういえば女の子が出てくるの初めてか……と書いていて思いました笑
☆美少女勇者様(自称) 01
うん。可愛い。可愛いけど。
『美少女勇者様』って自分で言っちゃうか?
ズキリとうずく頭を振り払い、彼女を凝視する。いや、そもそも何故帯刀してるんだ。法律どこいった。ここはジャパンじゃなかったのか?
魔王だの勇者だの、いよいよこの教室は普通じゃなくなってきた。だが俺は普通だ。普通で居続ける。
そうだ。
「こんな頭のおかしな奴等とは無関係なんだ!俺は!」
……ん?
クラスメイトの視線が、魔王でも勇者でも一ノ瀬でもなく、ましてや担任でもなく、俺に集まっている。
どうしてだ?
「だーれーがー、頭のおかしなやつだって?」
ギラリ、とまるでオオカミのような目でこっちを睨んでくる友写さん。
あ。もしかして、さっきの言葉、口に出てた?
さあっと血の気がひいていく。
ということは。
彼女のようにわかりやすく敵意を示してくるのならまだいいのだが。おそるおそる一ノ瀬の方を見ると。
自分の主を侮辱されたと思ったのか、冷たい微笑(勿論殺気つき)を送ってくる。
ひええええ。
「っつか、誰って言ってないし!自分かもって思うなら自覚あるんじゃぁっ……っ」
慌てすぎて、俺の頭もぶっ壊れたのかもしれないが、思わずそんなことを口走ってしまった。
「よくもっあたしを愚弄してくれたじゃないっ!即刻、そのムカツク頭を体から離してあげるわっ!」
体から離したら死にますって!
俺が反応するよりもはやく。友写は剣を抜き、走り込んで俺の首をーー。
「待った」
麻尾宇が俺と友写の間に立ち、素手であの大剣を止めていた。
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