コメディ・ライト小説(新)

Re: アイドル伝説~始まりの物語~ ( No.1 )
日時: 2019/08/09 10:01
名前: ねがぽじ (ID: fVg2zKE3)

アイドル伝説~始まりの物語~

~注意事項~
この話は、百合要素が含まれていますが女の子同士の恋愛には、発展しませんから気をつけくださいね。
この話は、木之本 撫子の視点で書かれています。 

~第一話~

撫子は、生まれてからすぐにお父さんが天国に行ってお母さんと二人暮らしをしていた。
お父さんの事を知らないけれどもお母さんに愛されて撫子は、幸せだった。
幼稚園に入ると色んな事があって楽しい日々を過ごしていた。
でも最近幼稚園では、気になる子がいる。
いつも部屋の隅っこで一人で遊んでいる女の子の事が気になってしかたがなかった。
その女の子は、茶髪ショートボブ両サイドの髪を三つ編みに編んでいる凄く儚げで可愛らしくていきなり話し掛けたら迷惑だと思い話し掛ける事ができなかった。
でもその儚げな女の子を気の強そうな女の子が虐めているように見えたから撫子は、二人に話し掛けた。

「ねえ、どうしたの?」

撫子が話し掛けると気の強そうな女の子が撫子の方を向いた。

「あなたには、かんけいがないことですわ。
いま、このこにみんなとあそぶし……えっと……しゅうだんこうどうのたいせつさをおしえていたところですわ」

気の強そうな女の子は、撫子を睨むように見つめて皆と遊ぶ大切さを教えた事を述べた。

「う~ん……でもなでしこは、ひとそれぞれだとおもうよ。
だってそのほうがたのしいもん。
それにれいこちゃんは、いやなことをしたくないでしょう」

撫子は、両手を大きく広げて楽しい方が良い事を伝えるとれいこちゃんに嫌なことをしたくないことを質問した。

「それは、そうですわね……
ごめんなさい、わたくしがまちがっていましたわ。
それでは、しつれいしますわ」

れいこちゃんは、丁寧に頭をさげて謝ると優雅に自分の髪をかきあげるように触ると去って行った。

「ごめんね、れいこちゃんもわるぎがあったわけではないんだよ。
おこらないであげてね」

撫子は、儚げな女の子に謝ると優しく微笑みながら女の子を見つめた。

「その……だいじょうぶ……えっと……」

儚げ女の子は、撫子の名前が解らなくてこまっていた。

「うんとね、なでしこのなまえは、きのもとなでしこというの!
よかったらあなたのなまえもおしえてくれない?」

撫子は、自分の名前を伝えた。
そして儚げな女の子ともっと仲良くなりたくて儚げな女の子の名前を質問した。

「わかくさ すみれ……」

すみれちゃんは、恥ずかしそうに顔を赤らめて少しだけ遠慮したように撫子を見つめた。
そして私に聞こえるか聞こえないかの小さい声で私に名前を教えてくれた。

「すみれちゃんっていうんだ。
かわいらしいなまえだね。
なでしこのなまえは、きのもと なでしこ。
なでしこってよんでね、すみれちゃん」

撫子は、すみれちゃんが名前を教えてくれた事が嬉しくてすみれちゃんの両手を握り締めてニッコリと微笑んだ。
そして自分のことは、名前で呼んでほしいことをお願いをした。

「うん、なでしこちゃん……」

すみれちゃんは、私に両手を握られると照れくさそうに顔を赤らめ控え目に撫子を見つめて撫子の名前を呼んでくれた。


「ねえ、よかったらなでしことおともだちになってくれない?」

なでしこは、優しくすみれちゃんの顔を覗き込んで撫子と友達になってほしいことをお願いした。

「うん、なでしこちゃんとおともだちになる……」

すみれちゃんは、撫子の友達になりたい発言を聞いて嬉しそうに小さく頷いて撫子と友達になってくれる事を約束をしてくれた。

「わ~~ありがとう、すみれちゃん!
それならばこっちでいっしよにあそぼう、すみれちゃん」

撫子は、すみれちゃんに友達になってくれる事を約束してくれるのが嬉しくてぱ~~と明るい笑顔で友達になってくれるお礼を伝えた。
それから撫子とすみれちゃんは、いつも一緒に遊んだ。
そして幼稚園の終業式に近づいた時にすみれちゃんと撫子が一緒に遊んでいたらすみれちゃんがいきなり悲しそうに泣き出した。

「どうしたの、すみれちゃん?」

撫子は、いきなり泣き出したすみれちゃんを落ち着かせるようにすみれちゃんを抱き締めて何かあったのか質問をした。

「ぐっすん……あのね、おかあさんがしことのつごうでこことちがうところにすむっていうの……
すみれ、なでしこちゃんとはなれたくない……」

すみれちゃんも撫子を抱き締め返して撫子と離れたくないってもっと涙を流した。

「すみれちゃん……ねえ、すみれちゃん。
おおきくなったらすみれちゃんにあいにいくね。
だからこれは、えいえんのわかれじゃないよ。
それになでしことすみれちゃんは、こころとこころがつながっているんだからいつでもいっしょだよ。
だからかなしまないでね」

撫子は、右手を自分の胸に左手をすみれちゃんの胸に当てて心と心が繋がっているからいつも一緒だと伝えた。

「こころとこころがつながっているからいつもいっしょ……?」

すみれちゃんは、涙を流しながら撫子の心と心が繋がっているからいつも一緒って言葉を聞き返した。

「うん、そうだよ。
はなれていてもなでしことすみれちゃんは、いつもいっしょだよ」

撫子は、すみれちゃんの涙を右手の人差し指で拭いていつも一緒だと伝えた。

「それならばすみれ、なでしこちゃんとはなれるのがまんする……」

すみれちゃんは、泣きやんで少しだけ控え目に微笑んで撫子を見つめた。
そして撫子と離れる事を我慢することを述べた。
撫子とすみれちゃんは、こうして離れ離れになった。
それから月日がたって私は、高校生になった。
そして桜坂学院(さくらざかがくいん)に入学した。
この高校である人と運命的な再会をする事になる。

~つづく~